TOEIC SWテストってどんな試験?難易度も含めて詳しく解説!

こんにちは、ガルシアです。

  • 最近TOEIC SWって試験があるって聞いたんだけど気になる
  • TOEICとどう違うの?
  • ビジネスで使える英語力を測りたい

こんな悩みを解決する記事を書きました。

 

この記事で紹介するTOEIC SWのテスト内容と難易度を読めば、TOEICSWがどんなテストか分かります。

 

TOEIC SWは英語のアウトプットを計る最高のテストです。自分の英語力を上げたい社会人はぜひ読んでください。

 

それでは参りましょう。

【まず始めに】TOEIC SWって何?

TOEIC SWはスピーキング、ライティング力を測るテスト

TOEICSWはTOEIC speaking writhing の略で、その名の通り書く力と話す力を測定する試験です。TOEIC自体がリーディングとリスニングのみの試験だったのでそれを補完する試験として導入されました。

 

TOEIC SWはTOEICと比べて知名度が低く、年間の受験者数はわずか4万人弱しかいかません。(因みにTOEICは240万人)

 

お隣の韓国ではTOEIC SWはかなり浸透していて、一流企業ではTOEIC speaking のスコアを足切りに使っています。それくらいTOEIC SWは本格的なアウトプット試験なんです。

TOEIC SWのテスト形式

TOEIC SWのテスト形式は毎回固定されています。もし形式が変わるようなら事前に公表されます。

TOEIC® Speaking Test

テストの形式

問題数 計11問
テスト時間 約20分

テストの構成

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準 採点
スケール
Read a text aloud
(音読問題)
2 各問45秒
(準備時間 各45秒)
アナウンスや広告などの内容の、短い英文を音読する
  • 発音
  • イントネーション、アクセント
0~3
Describe a picture
(写真描写問題)
1 45秒
(準備時間 45秒)
写真を見て内容を説明する 上記の事柄すべてに加えて

  • 文法
  • 語彙
  • 一貫性
0~3
Respond to questions
(応答問題)
3 15秒または30秒
(準備時間 0秒
※各質問とビープ音の間に3秒)
身近な問題についてのインタビューに答えるなどの設定で、設問に答える
または、
電話での会話で、設問に答える
上記の事柄すべてに加えて

  • 内容の妥当性
  • 内容の完成度
0~3
Respond to questions using information provided
(提示された情報に基づく応答問題)
3 15秒または30秒
(準備時間 45秒
※各質問とビープ音の間に3秒)
提示された資料や文書(スケジュール等)に基づいて、設問に答える 上記の事柄すべて 0~3
Propose a solution
(解決策を提案する問題)
1 60秒
(準備時間 45秒)
メッセージなどを聞き、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案する
または、
会議の内容を聞き、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案する
上記の事柄すべて 0~5
Express an opinion
(意見を述べる問題)
1 60秒
(準備時間 30秒)
あるテーマについて、自分の意見とその理由を述べる 上記の事柄すべて 0~5

TOEIC® Writing Test

テストの形式

問題数 計8問
テスト時間 約60分

テストの構成

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準 採点
スケール
Write a sentence based on a picture
(写真描写問題)
5 5問で8分 与えられた2つの語(句)を使い、写真の内容に合う一文を作成する
  • 文法
  • 写真と文章の関連性
0~3
Respond to a written request
(Eメール作成問題)
2 各問10分 25~50語程度のEメールを読み、返信のメールを作成する
  • 文章の質と多様性
  • 語彙
  • 構成
0~4
Write an opinion essay
(意見を記述する問題)
1 30分 提示されたテーマについて、自分の意見を理由あるいは例とともに記述する
  • 理由や例を挙げて意見を述べているか
  • 文法
  • 語彙
  • 構成
0~5
  • 出題される各問題のディレクション(解答方法)
  • は全て英語で、画面に表示されるか音声で流れます。その指示に従って解答してください。
  • 問題形式・問題文・名称等は変更になることがあります。

引用元:TOEIC SW公式ホームページ

解答は全てパソコン

英検など他の試験との大きな違いは、解答は全てパソコンで行うことです。

 

スピーキングもヘッドホンマイクを使って自分の音声を吹き込んで解答します。特定の面接官がいるわけではありません。ライティングも指定されたフォーマットに解答を書くスタイルになっています。

 

なので、普段アナログで勉強している人はパソコン操作に慣れておきましょう。

TOEIC SWの日程と受験料

TOEICは毎月開催されており、試験当日は午前と午後の部に分けられています。同日で2回試験を受けることも可能で、年間最大24回試験を受けることができます。

 

具体的な日程はTOEICSW公式ホームページ で確認しましょう。

受験料は1回10450円

TOEICSWは1階の受験料が10450円です。正直高い。

 

もしスピーキングのみ受けたい受けたいという人がいましたら、6930円で受験可能です。(ライティングのみ受験というのは不可)

 

英検と比べて値が張るので、そこは自分のおサイフと相談しましょう。

TOEICSWの難易度ってどんなもん?

気になるTOEICSWの難易度ですが問題別と目標スコア別に解説します。

 

因みに全て僕の独断と偏見です。悪しからずご了承願います。

各パート別難易度(speaking test)

内容 課題概要 難易度
Read a text aloud
(音読問題)
アナウンスや広告などの内容の、短い英文を音読する

英検3級

TOEIC300

Describe a picture
(写真描写問題)
写真を見て内容を説明する

英検準2級

TOEIC400~500

Respond to questions
(応答問題)
身近な問題についてのインタビューに答えるなどの設定で、設問に答える
または、
電話での会話で、設問に答える

英検2級

TOEIC500~600

Respond to questions using information provided
(提示された情報に基づく応答問題)
提示された資料や文書(スケジュール等)に基づいて、設問に答える

英検2級~準1級

TOEIC600~800

Propose a solution
(解決策を提案する問題)
メッセージなどを聞き、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案する
または、
会議の内容を聞き、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案する

英検1級

TOEIC800~

Express an opinion
(意見を述べる問題)
あるテーマについて、自分の意見とその理由を述べる

英検準1級~1級

TOEIC900

各パートは難易度にかなりばらつきがあります。特に最後の解決策提示問題と意見を述べる問題は英検1級の二次試験レベルはあると思ってください。

 

なぜなら、電話メッセージの内容を正確に聞き取れなかったらチンプンカンプンな解答をしてしまうからです。正直英検1級の面接より難しかったです。

 

満点近いスコアを目指す人は英検1級クラスの実力が必要だと覚悟してください。

各パート別難易度(writing test)

内容 課題概要 難易度
Write a sentence based on a picture
(写真描写問題)
与えられた2つの語(句)を使い、写真の内容に合う一文を作成する 英検準2級 TOEIC400程度
Respond to a written request
(Eメール作成問題)
25~50語程度のEメールを読み、返信のメールを作成する 英検2級 TOEIC400~600
Write an opinion essay
(意見を記述する問題)
提示されたテーマについて、自分の意見を理由あるいは例とともに記述する 英検準1級~1級 TOEIC700超

もっとざっくり評価するとこんな感じ

  • 写真描写問題:中学生レベル
  • Eメール作成問題:ビジネスメールの型を身につけたら高校英語で解答できる
  • 意見を記述する問題:形式が英検1級英作文とほぼ一緒。しかし推奨語数が300語以上なので英検1級より難しい印象

目標スコア別難易度

次に目標スコア別の難易度を公開します。断っておくと他の試験とは毛色が違います。あくまで参考にしてください。

目標スコア( speaking) 目標スコア(writing) 他の試験との比較
80~100 100~120 英検準2級、TOEIC400
100~120 120~140 英検準2級~2級 TOEIC400~600
120~140 140~160 英検2級 TOEIC600~700
140~160 160~180 英検2級~準1級 TOEIC700~800
160~180 180~190 英検準1級~1級 TOEIC800~900
180~200 190~200 英検1級越え TOEIC900~

もちろん得意分野によって大きくばらつきはあります。受験者の声を聞いていても、英検1級保持者でもスピーキングスコアが150しかないなんてザラです。

 

この表は初めてTOEICSWを受ける人の目標設定に役立ててください。

TOEIC SWの難易度が分かったら早速チャレンジ!

いかがでしたでしょうか。TOEIC受験者は軒並み増えていますが、SW試験に関する情報は少ないですよね。

 

しかし、TOEICSWはアウトプットを測るのに最も手ごろで最適な試験です。最後にもう一度確認しましょう。

  • TOEIC SWとはどんな試験?
    • テスト形式は毎回固定。パソコンで解答する
    • テストは毎月開催。1日に2回受験可能
    • 受験料は1回10450円。スピーキングテストのみなら6930円
  • TOEIC SWの難易度
    • 一番カンタンな問題は英検3級レベル。最も難しい問題は英検1級クラス
    • 目標スコア100程度なら英検準2級くらいで取得可能。160越えを目指すなら英検準1級以上は欲しい

自分の英語のアウトプット力を知りたい人はぜひTOEICSWを受けましょう。

 

後日おすすめの参考書と勉強法について記事を公開します。どうぞお楽しみに!

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