【徹底考察】涼宮ハルヒの憂鬱で英単語が面白いほど身につく本を読んでみた。

こんにちは、ガルシアです。

今日、ブックオフで懐かしい英語の参考書(?)を見つけたので。ご紹介します。

「涼宮ハルヒの憂鬱で英単語が面白いほど身につく本」ってまぁ、ながったらしく、かつヲタク要素満載の英単語本なのですが、興味本位で買って勉強してみました。

せっかくなんでレビューします。結論から言うと難しかったです。

ですが、大学受験にレベルの英単語を覚えるなら、この本はアリだと思いましたね。

 

こんな人にオススメ

  • 高校生で模試の偏差値60越えを狙う人
  • センターで8割欲しい人
  • アニメ好きで、楽しみながら英語を勉強したい人
  • 英検2級合格したい人

 

涼宮ハルヒの憂鬱ってどんな作品?

原作を知らない人がいると思うので、軽く作品紹介します。

「涼宮ハルヒの憂鬱」は、2003年に出版されたライトノベル作品で累計650万部を売り上げた人気作品。2006年にアニメ化、2010年には劇場版も公開され、社会現象を巻き起こしました。

主人公の平凡な男子高校生キョンが、何もかもブッとんだヒロイン涼宮ハルヒ(本書の表紙の女の子)と、数人の仲間たちとで繰り広げる学園SFラブコメものです。

ちょうど本書に当たる1話を貼っておきます。

 

この本が優れているところ

英単語集として、この本が優れている点は2つあります。

  • 大学受験に必要な単語を網羅している
  • 見開きで対訳と英文が記載されている。

大学受験に必要な単語が網羅されている。

これ、僕もびっくりしたんですが、ハルヒ1巻分で大学受験に必要な英単語をほぼ網羅しているんです。

上巻だけで見出し語1074語、重要熟語967語、派生語585で合計2626語です。

下巻と合わせると5000語以上。

5000というと、センター英語に必要な単語数がこれくらいです。

これだけの単語数を1冊のライトノベルで勉強できるのは画期的だと思いました。

見開きで対訳と英文が載っている。

本書が他の英単語集と一番異なる点は、英文と対訳が見開きで記載されていることです。

英文と対訳がほぼ同じ行に印刷されているので、分からない英文があればすぐ隣を見て意味を確認できます。

 

この本のデメリット

正直に申し上げると、参考書としては完璧ではありませんでした。

デメリットが2つ。

  • 一文が長い(日本語を読んでたらテンポが良いのですが、英文だと長ったらしく感じる。)
  • 意訳が多い(対訳がなかったら、何書いてあるか分からんフレーズが多かったw)

この点に関しては、後述の勉強法でカバーできるところがあるので、心配しないで下さい。

涼宮ハルヒの英単語で一月2000語覚える勉強方法

涼宮ハルヒの英単語は、英単語を体系的に覚えるには良くできている本ですが、英文の難易度故少し活用に工夫が要ります。

具体的には以下の流れで勉強してください。

これで確実に1ヶ月2000語は覚えられます。

  1. まず日本語対訳を音読(必ず音読!
  2. 英文を音読(発音が分からなかったらローマ字読みでもいいです。)
  3. 見出し単語リストを読む(ここでは覚えこもうとしないで下さい)

1~3を3passageやって下さい。

全部で15passage分あるので5日あれば本を1周できます。

このペースで1ヶ月勉強したら本書を6周できるはずです。

人間の脳は隔日でモノを覚えようとすると、短期記憶から長期記憶に保存されるという特性があるんです。

なので、5日経ってから復習するサイクルは脳科学的にも理にかなっています。

関連記事:英単語が覚えられない?。1ヶ月で2000語覚える方法教えます。

日本語訳を音読

他の参考書でしたら日本語訳まで音読するようには言わないのですが、ハルヒの英単語に限っては日本語も音読して下さい。

理由は2つ。

  • 文章のテンポが良い。見開き1ページ分はラクに進められる。
  • 音読で作品の背景がより鮮明に頭に浮かぶ。

日本文の音読は、英文を読むときに効果を発揮します。

ハルヒの英単語は意訳が多いので、話の流れを覚えていたら、英文を見たときのどの場面のことかすぐ分かるようになります。

 

英文を音読

英文は必ず音読して下さい。

他の記事でも口酸っぱく言っているのですが、英語を英語のまま理解するのに音読は必須です。

関連記事:リーディング力を倍速にする4つのステップ

 

ハルヒの英単語で注意して欲しいのが、英文が意訳されているということです。

例を上げます。

Without getting tongue-tied,I said minimum line that I had formulated and sat down.

(頭で捻っていた最低限のセリフを何とか噛まずに言い終えて、席に座った。)

本書の見出し語にはtongue(舌)と解説が載っているのですが、tongue-tied の意味は載っていません。

これは対訳でtongue-tiedは「舌を噛む」という一つの意訳なのだと覚えるしかありません。

ハルヒの英単語では、こう言った英語で直訳できないフレーズがいくつも出てきます。

それはもう、そういうもんだと思って丸暗記してください。

 

見出し語を読む

作品が面白いからと言って、それだけにのめりこんではいけません。

作品はあくまでも、覚えるべき単語をスムーズに覚えるための補助輪です。

そこはお間違えないように(笑)

メインはこの見出し語一覧にあります。

ここは英単語の参考書らしく解説と類義語、対義語も載せています。

ここもできれば日英共に音読して下さい。

声に出した分、単語は脳に定着しやすくなります。

また音読することで、黙読にありがちな流し読みを防ぐこともできます。

ここで大事なのは覚えこもうとしないこと。

人は忘れる生き物なので、いくら気合だ根性だと言ってもムダです。

脳科学に基づいた方法で覚えましょう。(覚え方は上記に書いたサイクルどおりです。)

ヲタ文化の力で英語を得意にしよう

今までの単語集といえば、本当に単語の解説をならべた無味乾燥なものばかりでした。

ハルヒは作品的に凄く面白く、かつ文脈を活用して覚えられる画期的な英単語集だと思います。

ぜひ、楽しみながら英語を覚える訓練をして、英語を勉強する習慣を身につけてください。

 

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