英語学習者必読【人生は運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている】

こんにちは、ガルシアです。

今日は、英語学習者必読の啓発書をご紹介します。

人生は運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている

イケハヤさんもyoutubeで紹介していた本だったのですが、タイトルに惹かれて購入しました。正直、人生観が覆りましたね。

それでもって、これは英語学習にとても親和性のある内容なんです。

 

人生は実力ではなく、「実力があると周囲に思い込ませる事」が大切。

なんてインチキなフレーズなんだと思いましたが、いざ読んでみたら、「確かに言われてみれば、そうだ!」って主張がいっぱい書かれていたんです。例えばこれ。

知能が高く、優秀な人であっても、自分の無意識が自分の知らないところで、勝手に脳内の評価値を書き換えることはできない

どういう事かと言うと、ひとつ優れたことが能力があるとそのほかの能力も底上げされて見えるという現象なんです。

例えば、ある社員がイケメンで、女の子からもモテモテだとしましょう

あなたはこんな風に思いませんか?

  • 格好いいから、きっと頭も良いに違いない。
  • リーダーシップもあって、周囲から信頼されそう。
  • あの人はモテるし、彼の主張は正しいに違いない。

つまり、一つが優れていると、まるで全てが優秀だろうと言う錯覚に陥っているんです。

冷静に考えたらそんなはずはないんです。

イケメンであっても頭悪いやからはナンボでもいるし、女の子にモテるからと言ってそいつの主張の正当性とは関係が無いのですから(断っておきますが、僕のヒガみじゃないですよwww)

本書では、自分にとって都合の良い周囲の勘違いを錯覚資産と呼んでいます。

しかも、錯覚資産には数々の恐ろしい真実が!

「実力がある」から良いポジションを得られるのではなく、「実力があると周囲が思い込んでくれるから良いポジションが得られる部分が大きい

 

「これは実力ではなく運だと」ということをいくら説明されても、それだけの証拠を突きつけられても、どうしてもそれが実力に見えてしまう。

例えば、オリンピックの選手が金メダルを取得して記者会見に臨むときもよく聞きますよね。

「たまたまです」とか、「運が良かっただけです」とか。

どれだけそう言われても、選手の実力の賜物じゃないかと100人が100人思いますよ。

本当に運ゲーで勝っていたとしても、周囲は実力だと信じ込んでくれるんですよ。これが錯覚資産の恐ろしいところ。

詳しくは本書に書かれているので、ぜひ読んで下さい。

マジで世界観が変わります。

 

英語は錯覚資産作りに最強のツール

なんで、この本を紹介したかと言うと、錯覚資産が英語と非常に相性がいいと思ったからなんです。

本書を読み終え、僕は英語は錯覚資産の形成に最強のツールだと確信しました。

理由は2つ

  • 英語ができる人が少ないから。
  • 実力があると周囲に思い込ませることがカンタン。

英語ができる人が少ないから

ご存知の通り、英語のできる日本人はまだまだ少ないです。

希少価値があるスキルを周囲に見せると、人はそれだけでその人が優秀であると錯覚してくれます。

 

実力があると思い込ませることがカンタン

これは、僕の実体験に基づいたことです。

会社の先輩と京都駅にいるときに、たまたま外人に道を聞かれたんです。(はるかの乗り場が分からないから教えて欲しいって質問だったと思います。)

軽い会話ですぐ終ったのですが、驚いたことに先輩の僕を見る目が激変したんです。

お前すげえな!英語ペラペラなんか!

言われて嬉しいのは間違いなかったんですが、一方で「いや、たかが道案内やん。ちょっと勉強すれば誰でもできますよ。」って正直に言いました。(謙遜じゃなく、マジでそう思っています。)

しかし、先輩の僕を見る目はその後もいい意味で変わらず。

この時点で、僕は錯覚資産の原資を作っていたんです。しかもその評価は今でも覆っていません。

少し英会話ができるくらいで、その先輩は僕が「バイリンガル並の英語力に見える」と錯覚してくれたんですよ。

これだけ楽な話はないと思いましたね。

 

英語できる=リーダーシップがある!?

「英語話せる 」の画像検索結果

実は僕、留学時も英語を利用して錯覚資産を作っていることに気付きました。

僕がフィリピンへ留学しているときのことです。

留学メンバーの一人が帰国すると言うことで送別会を開くことになったんですが、特に店も予約もしていなかったんです。

なので、適当に近場のレストランに入ったのですが、席数が足りないと言うプチトラブルに遭遇。

店員さんと交渉して席数増やしてもらったり、イス運ぶのを手伝ったりと僕がやったんです。

何も特別なことはしていないですよ。キモなのは全てのやり取りが英語だったと言うこと。

ねこやん

当たり前やろ。フィリピンやねんから

いや、これがトンデモナイ錯覚資産を生み出してくれたんですよ。

一緒に参加してた女の子は(失礼ながら)英語力は低かったので、僕と店員とのやり取りを見て目を輝かせてたんです。

そのとき、彼女の口から出てきた言葉がこれ。

「すごいですね!。なんでそんなに流暢に話せるんですか!?」

いや、発音が良かっただけよ・・・。

「どこで、そんなリーダーシップを身につけたんですか?」

リーダーシップ!!?

いったいそのときの行動のどこを見たら、そんな単語が出てくるのか僕には皆目検討がつきませんでした。(強いて言うなら店員さんとテーブル数について相談したことくらい。)

本書の錯覚資産で説明するなら、僕が英語でやり取りしている場面が、僕のリーダーシップまでが優れているように見えたんです。

ねこやん

錯覚力こえー

 

ハリボテの力が真の実力を生む!?

ねこやん

今まで喋ったんて、言わばハリボテの力やろ。化けの皮はがれたらオシマイちゃうんか?

待ってました!その質問!

このハリボテとも言える錯覚力が、真の実力を増幅させてくれるんですよ!

 

錯覚力で得られる成長機会

本書にはこんなことも書かれていました。

錯覚力タイプは、エリートコースに乗り、いい先輩の丁寧な指導を受け、重要な仕事を任され、みんなに助けられ、実力アップの機会に恵まれる。

実力タイプは、数年後に廃棄が決まっている老朽化したシステムのお守りや雑用ばかりさせられ、ろくな経験を積めず、実力が伸び悩む。

つまり、「自分は実力がある」と周囲に思い込ませてチャンスを手繰り寄せ、本当に実力を上げることが大切なのです。

これは英語学習においても、真実だと思いました。

 

「TOEIC700です」の一言が成長機会を掴んだ。

僕が大学時代に所属していた研究室では、年に一回、海外の大学を訪問して共同実験をする機会が設けられていました。

もちろん、やり取りは英語でしなければならなかったので、教授は英語のできる学生を探していました。

そこで、ダメ元で僕が手を上げたんです。

勿論教授は僕の英語力を尋ねますよね。

どのくらいと言われても、定量的なものがTOEICくらいしかなかったので、「TOEIC700です」とだけ伝えました。

そしたら教授は「おおー!700もあるんか!。それなら色々任せられるな!がんばってくれ。もし分からんことがあったら遠慮なく言うてや!」と快諾。

当時はアメリカの短期留学の経験だけで、研究レベルで英語を使うことなどできませんでした。

しかし教授は僕のTOEIC700と言う一言だけで、僕に見込みがある(と錯覚?)してくれたんです。

この、錯覚力のおかげで僕は以下のような成長機会を手に入れることができました。

  • 海外学生とのメールのやり取り。(英語のメール作成本読み漁りました。)
  • 英語スライドの作成。(何回も教授に直されました)
  • 海外の学生の前で英語のプレゼン(前日緊張で吐きそうになりましたwww)

もちろん、ラクではなかったです。発表用に作ったスライドなんて何回添削されたことやら。(嫌な顔をせず直してくださった先生にはホント感謝の気持ちしかありません。)

要するに錯覚力を利用すれば、真の実力を養成する機会が得られるんです。

本書ではその重要性がうたわれていました。

 

英語をダシに成長の足場を作れ

英語をできると思わせるのは、ちょっとした勉強だけですぐできます。

勿論それだけに終ってはいけません。

英語で手に入れた錯覚資産で、ぜひ自分の実力を爆伸びさせて下さい。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です