こんにちは、ガルシアです。
皆さんは国連英検って知ってますか?
名前ぐらいは聞いたことはあるけど、内容は全然知らないって人も多いでしょう。
国連英検とはどんな英語試験でTOEICや英検とはどう違うのか?。
今回は国連英検について詳しく解説します。
主に以下のポイントに沿って解説します。
- 試験の概要
- 他の語学試験と何が違うの?
- 国連英検の難易度
- 国連英検を受けるメリット
- どんな人が受けるべきか。
それでは参りましょう!
Contents
国連英検の試験概要
国連英検」(正式名称:国際連合公用語英語検定試験)は、1981年に始まり、長い歴史を持つ英語検定試験です。
試験は年に2回、全国主要都市で実施。
受験級は特A級からE級までの全部で6つの級があり中学生から社会人 シニアエイジまでの幅広い方々を対象としており、受験資格は特に無くどなたでも受験出来ます。
試験を主催しているのは公益財団法人日本国際連合協会です。
日本国際連合協会は、国連のA級諮問民間団体である「国連協会世界連盟」 (WFUNA)の有力メンバーで、国内外での国連普及活動を積極的に行っています。
引用元:http://www.kokureneiken.jp/about/
1981年から続いているってことは、もう40年近い歴史があります。
TOEICが1979年開始なんで、TOEICに次いだ歴史ある民間試験です。
誰でも受けられて、受験日は年2回(5月と10月)実施。
英検が年3回なんでそれより少ない。もう少し回数増やしてほしいーなー。
国連の知識が問われる!
他の語学試験との最大の違いがこれ。
国連英検と銘打っているだけあって、国連に関する知識が英語で問われます。
純粋に英語が読めるだけでは解けない問題があるんです。
問題例としてはこんな感じ
The name “United Nations ” was first used officially in ( ) | 国連という名前はいつ採用されたか |
The charter of the Nations was signed in () | 国連憲章はどこで採択されたか |
The Economic and Social Council has ( ) | 経済社会理事会の加盟国は何カ国か。 |
こんな知識が全て英語で問われます。
僕も知らないことだらけだったんで、過去問(B級)を解いたときはことごとく間違えました(笑)
国連英検の出題分野はほとんど国際問題
これもまた国連英検と名乗っているだけあって、出題分野はほとんど国際問題です。
リスニングでは一部日常生活の会話も出てきますが割合は少ないです。
僕が解いた2013年B級問題の内容はこんな感じ
- 水俣病を発端とした環境条約
- フォークランド紛争における国際機関介入の是非
- UNESCOの女性人権保護活動
どれも近代史の教科書に出てくるような内容ばかり。
真の国際人を育てたいという日本国連協会の姿勢が伝わってきます。
国連英検の難易度
読者の皆さんも気になるところが国連英検の難しさだと思います。(情報があまり出回っていませんからねー。)
そこで英語試験の代表格であるTOEIC、英検と比較してみましょう。
特A級 A級 B級 C級 TOEICスコア
967.78 918.74 752.55 561.19 英検 1級以上 準1級~1級 2級~準1級 準2級~2級 引用元:http://www.kokureneiken.jp/about/
これはあくまで参考データですが、実際はもっと難しいと思います。
英検2級レベルでB級に合格するのは厳しいでしょう。
僭越ながら僕は英検1級ホルダーですが、B級の過去問をぶっつけ本番で解いてギリギリ合格するレベルの点数でした。
A級以上にいたってはTOEICなどのちゃちな(言い方は悪いですが)テストでは計り知れないほどの難関試験です。
ねこやん
国連英検を受けるメリット
これだけ難しいテストなだけあって、メリットはそれなりにあります。
A級以上でロスター制度で語学認定
ロスター制度とは、外務省が国際機関への人事選出の際に人を推薦する制度で、A級以上に合格していたらその英語力が認められるんです。
国際公務員を目指す人にとって最大のメリットですね。
詳しくはこちら:https://www.mofa-irc.go.jp/index.html
C級以上でJICAの語学認定
JICA(国際協力機構)でC級以上に合格していたらその語学力を認定してくれます。
これは派遣職種によって求められる級が変わってくるので事前に調査しましょう。
(詳しくはこちら:https://www.jica.go.jp/index.html)
特A級とA級の成績優秀は表彰
ここからは自己満足の領域です。
特A級の成績優秀者には外務大臣賞が、A級の成績優秀者には日本国際連合協会会長賞が授与されます。
授賞式もかなり華やかで雰囲気だけでも出てみたくなりますねー。
(引用元:http://www.kokureneiken.jp/about/)
どんな人が国連英検を受けるべきか。
国際機関で働きたい人
将来国連など海外の国際機関で働きたい人は絶対受けるべきです。
試験の勉強をしているだけで国際問題と英語の知識が身につきますし、何より合格したら海外の国際機関に英語力を公認してもらえるんです。
これだけオイシイ話はありません。
自分の英語力をもっと伸ばしたい人
僕がこのクチです。
英検1級取ってからというものの、次の目標が見つからなかったんで別の試験に挑戦したいなーって思ってたんです。
いろいろ調べて国連英検のことを知ったんで「こりゃいい!」って思いました。(まあなんと安易)
英検やTOEICばっか受けてるから、もっと別の語学試験でレベルアップしたい人はぜひ受けましょう。
国連英検対策で使うべき参考書
国連英検はかなりマイナー試験なんで、参考書といえるものが少ないです。
その数少ない参考書の中でこれだけは使って欲しいものを数冊ご紹介します。
まず1冊目
何はともあれまずは過去問から手をつけましょう。
解説も詳しく書いてくれているんで、出題形式に慣れるには十分な1冊です。
2冊目。
国連の知識に自信がない人は必ず読みましょう。
知識の有無がモロに点数に響くんで、読まないと損です。
まとめ:国連英検にチャレンジしよう!
- 国連英検は年2回実施。
- 難易度はやや高め。自分のレベルに合った級を受けるべし。
- 将来国際機関で働きたい人はぜひ受けよう。
- 一歩上の英語力を目指す人は挑戦しよう。
ミーハーですが国連英検って響きだけでもカッコいいでしょ?
せっかく優れた試験があるんですし、ぜひ挑戦しましょう。
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