こんにちは、ガルシアです。英検準1級を受験される方で、英作文の勉強方法が分からない、点数が上がらないと悩んでないでしょうか?
実はこの記事で紹介する勉強法を実践すると、1日30分の勉強で英検準1級ライティングで満点が取れます。なぜなら、僕もこの勉強法で英検準1級を受けたらライティングで満点を取ったからです!。
この記事では以下のポイントに沿って勉強法をご紹介します。
- なぜライティングの対策が重要か。
- オススメの参考書
- 具体的な勉強方法
- 不合格者がやっているミス2つ
この記事を読み終えた頃には、英検準1級ライティングで満点が取れる力がついていることでしょう!
Contents
英検準1級ライティングの問題形式
英検準1級ライティングの出題形式を知らない人が結構多かったので、軽くご紹介します。
実際の問題はこんな形で出されます。(実際の試験には和訳はありません)
- Write an essay on the given TOPIC.”
与えられたトピックについてエッセイを書きなさい
- “Use TWO of the POINTS below to support your answer.”
あなたの答えをサポートするために、以下の論点のうち二つを使いなさい。
- “Introduction, main body, and conclusion”
構成:イントロダクション、ボディ、コンクルージョン- Suggested length: 120~140 words
文字数の目安:120~140語http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/pdf/201802/2018-2-1ji-1kyu.pdf
英検準1級ライティングの特徴は、キーワードが4つ与えられていることです。
そのうち2つを使って本論を書かなければいけません。(ヒントをくれるあたり準1級は親切ですね)
英検準1級ライティングの評価項目
英検準1級ライティングの評価項目は主に4つです。
内容
最も大事なポイントは、与えられた問題に対して適切に、明確に答えられていることです。
構成
英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるかどうかを問われています。伝えたい情報の流れや展開を示す表現を使って自分の意見とその理由を簡潔、明確に伝えることが問われます。
これは後にご紹介するテンプレートを使えば満点はいけるでしょう。
語彙
課題に相応しい語彙を正しく使えているかが採点のポイントとなります。同じ語彙や表現の繰り返しにならないように注意しなければなりません。
後にご紹介します参考書で十分まかなえます。
文法
正しい文法にもとづいて英文を書くことが大切です。同じ形の文の繰り返しにならないよう、自分の意見とその理由がより効果的に伝わる文が求められます。
英検準1級ライティングは満点が取れるパート
ライティングって聞いただけで尻込みしてしまう人が多いですが、今すぐその考えは捨ててください。正しい対策をすれば英検準1級ライティングは満点が狙えるパートなんです。
リーディングとリスニングで満点取るなんて至難の業ですからねえ。
ライティングの対策は絶対やるべき
すごくおいしいパートなのですが、勉強しないとこれほどイタイ問題はありません。理由は2つ。
- ライティングは一次試験の3分の1の配点を占める。
- ライティングの採点が甘い。
一次試験の配点の3分の1を占めるライティング
英検準1級の一次試験はリーディング、リスニング、ライティングの配点が均等に3分割されています。たった大問一つのライティングに点数の3割強が集中しているので、このパートを落とすと合格はありえません。
もう一度言います。英作文でつまずくと100パー落ちます!。たかが140語英文を書くだけなのに、評価に占める割合がクソ高いです。
英検準1級ライティングの採点は甘い。
英検準1級ライティングの採点はかなり甘いです。次の参考書の紹介でも触れますが、英検準1級では与えられたキーワードを二つを使って論理的な英作文が書けるかどうかを評価しています。
なので、大学受験に出てくるようなクソムズい文法なんか用いる必要はないんです。中学英語で習う英作文で十分満点は取れます。
英検準1級ライティング対策に最高の参考書
英検準1級ライティング対策で、僕イチオシの一冊です。その名も英検準1級英作文問題完全制覇!
英検1級のライティング対策でもこの本を激オシしていまして、この本よりハイクオリティな英作文の教材は見たことないです。なぜかというと理由は2つ。
- 教育、経済、ビジネスなど200以上のコンテンツブロックがある
- 英文のレベルが易しい。
200以上のコンテンツブロック
ライティングの問題は与えられたテーマに対し賛成か反対か決め、理由をキーワードを使って説明する問題です。めっちゃカンタンそうに言いましたが、そもそも理由が浮かばねえよって思いますよね。
僕も実際そうでした。テーマに対して賛成反対はすぐ決められるのですが、本論の部分がそもそも思いつかない。
本書では、本論で使えるコンテンツブロックが200以上もあるんです!しかも一つのコンテンツブロックが40~50語と短い。
極端な話、このコンテンツブロックを全部覚えたら英作文の満点は確約されたようなものです。
英文のレベルが易しい
いくらコンテンツが豊富だからと言って、自分で書けなければ意味がありません。しかし、さすが完全制覇と言ってるだけあってそのへんも抜かりなかったです。
どのコンテンツブロックも英文のレベルがとても易しい。例を一部抜粋しました。
電気自動車は普及するか。
Electric cars will likely be cheaper than gas-powered cars soon.
The main cost-saving benefit of electric car is that electricity is cheaper than gasoline.However,experts also say that electric cars in the future will require less maintenance than gas-powered vehicles.
引用元:英検準1級英作文完全制覇
どうでしょうか。使われている語彙と文法はほぼ中学英語でおさまっています。このくらいの英文レベルでしたら、十分マネができますよね!
3ヶ月で英検準1級ライティングで満点をとる勉強法
それでは、お待ちかね。3ヶ月で英検準1級ライティングで満点を取る方法を公開します!
- テンプレートを作る。
- パラフレーズを用意する。
- 実践問題のみ解く。
テンプレートを用意する
英検準1級のライティングは時間配分的に20分くらいしか取れません。その間にトピックの賛成or反対を主張する理由をキーワードを使って150語近く書かなければいけません。
テンプレートを用意していないと書ききれません。僕が英検準1級を受けたときに使ったテンプレートを載せます。
これを使うだけで、全体の半分近くは何も考えずとも書けるはずです。
序論 |
There have been a lot of discussion and debates about (テーマ) .I think that (テーマに賛成 or 反対)for the following two reasons |
|
本論1 |
Firstly (主張) For,example(具体例1,2文) 再度主張(パラフレーズを使う) |
|
本論2 |
Secondly (主張) For,example(具体例1,2文) 再度主張(パラフレーズを使う) |
|
結論 |
In conclusion,For above mentioned two reasons ,(テーマに賛成or反対) |
パラフレーズ(言い換え)を用意する
パラフレーズ(言い換え)もライティングにおいて重要になってきます。なぜなら、同じ単語を繰り返し使うと語彙の評価が減点されるからです。
同じ単語を繰り返しそうになったら、類義語を使えないか考えてください。
ねこやん
なので、頻出のパラフレーズ表をのせます。
cause(~を引き起こす) | result in /lead to/give rise to/bring about |
promote(~を刺激する、促進する) | contribute to /fuel /stimulate |
come from (~の結果生じる) | be a result of |
decrease(~を減らす、程度を下げる) | reduce/ lessen/ lower |
drastically(著しく、劇的に) | significantly/considerably |
英検準1級の英作文は120~140語と比較的短いので、これくらいのパラフレーズで間に合います。もちろんこの他にも同じ単語を繰り返すようであれば、他の単語が使えないか考えてください。
英検準1級英作文完全制覇の使い方
それでは、英作文完全制覇に手をつけましょう!。と、そのまえに!
問題集は実践問題のみやって下さい。分野別コンテンツブロックは読む必要はありません。
ねこやん
理由は2つあります。
コンテンツブロックの勉強に膨大な時間がかかる
時間がある学生ならまだしも、多忙な社会人に200以上のコンテンツブロックを勉強するのは余りにも酷です。一日の勉強時間は30分で良いと豪語した僕のメンツも丸つぶれです(←どうでもええ)
実践問題だけでも24問ありますので、十分対策できます。僕も当時仕事が忙しかったので、実践問題にしか手をつけませんでした。
実践問題とコンテンツブロックの内容が被っている。
僕も買った当初はコンテンツブロックを愚直に読んでいたのですが、これじゃあいつまで経っても終わらねえ!って思ってすぐ実践問題に手を出したんです。そしたら、モデルエッセイの本論がコンテンツブロックと全くいっしょだったんですよ!。
それならコンテンツブロックはいいかなって思いましたね。本の内容を全部覚えてやろうなんて、気合をいれずとも大丈夫。
実践問題にのみ注力してください。
一日一問、実践問題を解く。
まず一度、先に述べたパラフレーズとテンプレートを使って解いて下さい。終ったら、解答例を見て復習しましょう。
大体1問30分くらいで終わります。それを毎日やれば1ヶ月で一通りはできます。一回で実践問題の内容を覚えるのは厳しいと思うので、もう1周して下さい。
3ヶ月で英作文の基礎はできていることでしょう。僕はこのやり方で本番に臨み、ライティングは見事満点を獲得しました!
英検準1級ライティングでは音読をすること
僕のブログでは、耳にたこができるくらい言っています。音読は必ずやって下さい。
ライティングやねんから、音読したって意味ないと思っている人も多いかもしれません。音読することで、書きたい英文が頭にぱっと出てきやすくなるんです。
イメージとしては、書きたい主張を英語のまま浮かんでくることが理想。ライティングもご他聞に漏れず、時間に余裕はありません。
日本文を書いてから英作文しようなんて、悠長なことを言っているヒマはないんです。浮かんだ主張をパッと英文で書けるようにするためにも、音読は必ずしましょう。
ちなみに、音読は読解問題でも威力を発揮します。
関連記事:英検準1級完全攻略法【リーディング編】
不合格者がやっている英検準1級ライティングのNG
上記の勉強をしていたら、確実に満点が取れるでしょう。しかし、気をつけるべき点が2つあります。
以下の2つを意識していないせいで、不合格者に転落する可能性があります。
いきなり賛成か反対か決めて書いてはいけない。
これは声を大にして言いたいことです。賛成反対を決める前に両方の根拠を出し、書きやすそうな方を書いてください。
賛成反対を決めてからかいてしまうと、本論の部分がうまくかけなくなってしまうかもしれないからです。例を出しましょう。
原発開発は必要か否かというお題があったとしましょう。賛成と反対でそれぞれメリットを上げます。
賛成の場合
- クリーンで環境に優しい
- 安定して電気を生産できる
- 化石燃料より費用対効果が良い
反対の主張。
- 事故ったら放射能が危ない。
仮に賛成の理由が3つ、反対の理由が1つ浮かんだとします。これは文句なしに賛成を書くべきですね。反対の理由は一つしか浮かばなかったんですから。
もし、自分が実際に反対だからと言っていきなり理由を書き始めたらどうでしょう?。2つ目の理由が浮かばず、内容評価は大幅減点です。
だからと言って、書いている途中に賛成に後戻りして書き始め頃には10分くらい経過しているでしょう。時間がなく焦りも募って、できた英作文は凄惨極まりないもの。
こうならないためにも、必ず本文を書く前にどちらの主張が書きやすいか考えてください。
英検準1級ライティングは必ず手で書く!
ねこやん
仰る通りなのですが、やらないがゆえに落ちている人がいるんですよ。実際に落ちている人って参考書を読んでしかいません。
実践問題を解くときは必ず紙に書き写してください。理由は2つ
- スペルミスを防ぐことができる。
- 英文を書く速度が上がる。
スペルミスがなくなる。
日本語でも漢字は読めるけれども、いざ書こうとすると思い出せないことはありませんか?(しかも意外とカンタンなの)英語も同じです。
普段から書くクセがないとスペルを思い出せなくなります(僕はAugust の綴りが出てこなかったことがあります)スペルミスで減点を食らうのはホンマにしょうもないです。
想定外の減点を被らないよう、必ずお手本は書き写しましょう。
書く速度が上がる
練習していると本当に書く速度が上がります。(ブログといっしょですね)体感では、3ヶ月毎日英文を書いていると書く速さが倍になります。
いやホントに。試験時間は本当に貴重です。書く速度を少しでも上げてリーディングに時間を割けるよう努力しましょう。
英検準1級ライティングで主張のネタに困ったら?
正直に言うと、英作文完全制覇を持ってしても、解答に困るトピックは出てくる可能性はあります。(完全制覇なのにねww)そのときは、以下の主張に結びつけられないか考えてください。
- 金銭的に得かどうか
- 経済発展に貢献するorしない?
- 環境に良いor悪い?
- 技術発展に貢献するorしない?
例を上げましょう。僕は1級の面接対策をしているのですが、とある問題集にこんなテーマが出てきたんです。
Do the benefits of euthanasia outweigh the disadvantages (安楽死のメリットはデメリットを上回るか。) |
まあ、考えたこともなかったテーマです。
もう、どうしたら良いか分からなかったんで解答を見たんですが、主張の一つに「なるほど!」って思えるコンテンツがあったんです。(下記の例文はYesの立場で書いています。)
Euthanasia reduces a financial burden on patients,their family members. (安楽死は患者とその家族の経済的負担を軽減する。) Medical treatment for patients in a vegetative state requires a huge medical cost. (植物状態の患者には膨大な医療費が必要とされる。) However,euthanasia by disconnecting the life support system greatly decrease financial burden on their family members. (安楽死で生命維持装置を外すことにより、患者の家族の金銭的負担を大きく減らすことができるだろう。) |
要は、患者の面度見るのに金が掛かるから、死んでもらった方がいいよねって主張です。(言葉は悪いですがw)本来なら書くのが躊躇われるような内容ですが、こんな風に金銭的メリットに結び付けられないかも考えてください。
書く意見に有利、不利はない。
英検準1級のライティングは、英語で論理的な文章をかけるかどうかを評価しています。書く意見そのものに有利、不利はありません。
例えば、「戦争はやめるべきか。」ってテーマがあったしましょう。仮にあなたが反対の立場で持論を展開した場合、「戦争をやめたら、兵器製造会社が儲からなくなるやん。戦争はジャンジャンやろうぜ!」って理由を書いても構わないわけです。
大切なのは主張に一貫性を持たせること。その際にネタ切れに直面したら上記の4つの主張に結び付けて見ましょう。
一歩上を行く英検準1級ライティングの考え方
数字を入れよう
英検準1級ライティングに限りませんが、数字で裏付けると説得力が増します。僕は英作文を書くときに、数字で主張するように意識しました。例えばこんな問題。
Should nuclear power be promoted(原子力発電は促進されるべきか) |
YESの立場を取ったとしましょう。原子力はコスト効率が良いエネルギーだと述べたいとします。
原子力発電に使われるウラン1グラムと石炭3トンが同じ電力を生み出すことを知っていれば、それを根拠に使うことができますよね。例文を載せますね。
Nuclear power generation is more cost-effective than any other form of power generation .(原子力発電はどんなタイプの発電よりもコスト効率が良い) For example,one gram of uranium 235 can generate power equivalent to three tons of coal. (例えば1グラムのウラン235で生産される電気は、石炭3トンのそれに等しい) This cost-effectiveness will greatly contribute to economic growth. (この費用効率の高さは経済成長に大きく貢献する) |
まとめ
- ライティングは採点が甘くて超オイシイパート。手を抜くな。
- 英検準1級英作文完全制覇で知識を身につけよう。予想問題だけやればOK
- 読むだけでなく手書きで練習すること
- 数字を入れて説得力を持たせよう。
ライティングはやるかやらないかで天と地ほどの差が出ます。ここで紹介した勉強法で英検準1級に合格しましょう。
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