こんにちは、ガルシアです。
- 英検準1級の時間配分をどうしたらいいか分からない
- 気づいたらいつも時間が足りずに終わってしまう。
こんな悩みに答える記事となっています。
ここで解説する英検準1級の理想的な時間配分を読めば「時間が足りない!」と嘆かずに受かることができます。なぜなら僕もこの記事の内容を実践して、時間に余裕をもって英検準1級に合格したからです。
この記事を読み終えれば、どのパートにどれだけ時間を割けばいいか分かりますのでじっくり読んで下さい。
(注:リスニングは試験の性質上、時間配分については触れていません。もしリスニングの勉強をされたい方は英検準1級リスニング対策を読んで下さい)
Contents
【理想的な時間配分を知る前に】英検準1級ってどんな試験?
時間配分を知る前に、英検準1級がどんなテストかもう一度確認しましょう。なぜならどんなテストか分からないと、適切な時間配分ができないからです。
英検準1級で知るべきことは2つ。テスト形式と各パートの配点です。
英検準1級のテスト形式
英検準1級はリーディングとライティングを含めて90分試験時間があります。テスト形式はしたの通りです。
測定技能 | 形式・課題 | 問題数 |
---|---|---|
リーディング | 短文の語句空所補充 | 25 |
長文の語句空所補充 | 6 | |
長文の内容一致選択 | 10 |
ライティングはこんな感じ
- Write an essay on the given TOPIC.”
与えられたトピックについてエッセイを書きなさい
- “Use TWO of the POINTS below to support your answer.”
あなたの答えをサポートするために、以下の論点のうち二つを使いなさい。
- “Introduction, main body, and conclusion”
構成:イントロダクション、ボディ、コンクルージョン- Suggested length: 120~140 words
文字数の目安:120~140語http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/pdf/201802/2018-2-1ji-1kyu.pdf
英検準1級各パートの配点と目標点
英検準1級ではCSEスコアといわれる偏差値のような指標を採用しています。どれくらいの得点を取ればいいかと言いますと、約7割です。(これは絶対的なものではなく多少前後します。7割はあくまで目安)
各パートの配点と照らし合わせたら目標得点は下の表の通りになります。
リーディング | 形式・課題 | 目標点数 |
短文空所補充 | 18/25 | |
長文の語句・空所補充 | 5/6 | |
長文の内容一致 | 7/10 | |
ライティング | 英作文 | 12/16 |
英検準1級の時間配分
それではお待ちかね、実際のテストの時間配分です。結論から言うと以下の通りになっています。
リーディング | 形式・課題 | 目標点数 | 時間配分 |
短文空所補充 | 18/25 | 15分 | |
長文の語句・空所補充 | 5/6 | 15分 | |
長文の内容一致 | 7/10 | 35分 | |
ライティング | 英作文 | 12/16 | 25分 |
ここから各パートの時間配分について詳しく説明します。特にライティングは解答過程でも時間を細かく割り振っていますのでよく読んでください。
英検準1級リーディングの時間配分:65分
語彙問題は15分で解こう
英検準1級の語彙問題は時間をかけるべきところではありません。なぜなら自分が単語を知っているか知らないかで勝負が決まるからです。
設問を何回も読み直して答えが分かる問題ではありません。一問30秒で解きましょう。
語彙力に自信がない人は英検準1級リーディング対策で英検準1級に必要な語彙力について書いていますので読んでください。
英検準1級合格には語彙問題は落とせないパートですが、時間をかけてはいけないパートでもあります。
英検準1級長文問題の解答時間は50分以内!
長文問題は小手先のテクニックでは時間を短縮できません。なぜなら英検準1級の長文問題は分量が多く、かつ内容が高度だからです。
長文の内容はレベルが高い
例を出しましょう。過去に英検準1級の長文問題で出題されたテーマの一覧です。(一部抜粋)
- 日本の大学におけるキャリア教育
- 公共交通機関における携帯電話の利用
- 中小企業のこれから
- ニューヨーク市での自動車のあり方
レベルは専門書の入門編のような問題ばかりですので、かなり骨が折れます。
長文の量は2級よりも圧倒的に多い
英検準1級に挑戦される方の多くは英検2級を突破されていると思うのですが、英検準1級の長文の量にびっくりされると思います。
それもそのはず。長文問題の本文は2級と比べて1.5倍くらい長くなっています。それだけ膨大な分量を読みきるためには50分は欲しいところです。長文読解は時間をかけましょう。
もし50分以内に長文が終わらなければ、最後はカンで解答してください。もともと長文問題は全体の4割しか占めていませんので、そのためだけに時間を延ばすのはもったいないです。
割り切って次のライティング問題に移って下さい。
英検準1級ライティングの時間配分:25分
英検準1級のライティングは最低25分費やしてください。なぜならライティングはたった1問で1次試験の1/3の配点を占めているからです。
ライティングでつまづいたら合格はありえません。慎重すぎるくらい慎重に解答するべきです。
またライティングでは解答過程でも細かく時間を割り振ったら、クオリティの高い英文がかけます。具体的な時間配分は以下の通りです。
- 設問を読み、賛成か反対かを決める(5分)
- テンプレート通りに書く(15分)
- スペルミス等ないか見直し(5分)
英作文の書き方が分からないと言う方は英検準1級ライティング対策を読んで下さい。具体的にどうやって英作文を書くべきか詳しく説明しています。
設問を読み、賛成か反対か決める(5分)
英検準1級ライティング対策でも解説していますが、テーマに対して賛成と反対のどちらが書きやすいか考えましょう。主張に当たるボディを決めるのです。
書きやすい方が確定したら賛成(もしくは反対)の立場で意見を書きましょう。ライティングの核となるところなので5分くらい時間をかけて下さい。
テンプレート通りに書く(15分)
英検準1級ライティング対策で紹介していますテンプレートを用いて一気に本文を書きましょう。
本文の1/3がテンプレート文で占められているので15分あれば書けるでしょう。
見直し(5分)
最後に見直しです。見直しでは以下のポイントに沿って確認しましょう。
- スペルミスがないか。
- 文法間違いはないか。
- 誰にでも読める字で書いているか
けっこうしょうもないミスが点数に響きますので見直しは必ずしましょう。
まとめ:時間配分を制するものが英検準1級を制す!
上記で解説した時間配分を意識すれば、余裕をもって英検準1級に合格することができます。最後にもう一度確認しましょう
- 語彙問題は1問30秒以内に解け!。迷ったらカンでOK
- 長文問題は一番時間がかかる。50分費やそう
- 残り25分を切ったら迷わず英作文に取り掛かれ。長文で答えられなかった部分は塗り絵でOK
- ライティングは回答過程で細かく時間をわけよ。ライティングの失点はダメージがでかい。
時間配分を制すれば英検準1級を恐れることはありません。ここでライバルと差をつけて英検準1級に合格しましょう。
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