こんにちは、ガルシアです。
- 大企業に就職したいんだけど、どんな感じなの?
- 大企業と中小企業で合う合わないってある?
- 自分が大企業に向いているのか知りたい
こんな悩みを解決する記事を書きました。
この記事で紹介する大企業に向いていない人の特徴10個を読めば、あなたが大企業に適性があるかどうかが分かります。
なぜなら、僕も大企業に7年勤めて大企業に向いている人と向いていない人の違いが見えてきたからです。向いている人は勤続年数が長いですが、一方で優秀ながら早くに会社を去った人もいました。
記事の前半は大企業に向いていない人の特徴、後半は向いていない人向けのキャリア紹介を実例つきで紹介します。
それでは参りましょう。
Contents
大企業に向いていない人の特徴5選【仕事編】
それでは早速大企業に向いていない人の特徴を解説します。まずは仕事編から。
・下積み期間に堪えられない
・転勤がイヤだ
・年功序列に納得できない
・不要な社内文化を受け入れられない
・無能な上司の言うことを聞きたくない
下積み期間に堪えられない
下積み期間に堪えられない人は大企業に向いていません。なぜなら、どれだけ出世が早い人でも現場の下働きを3年は経験するからです。
僕の会社でも高学歴の総合職採用はかなり出世が早いですが、それでも最初の5年はこんな感じです。
- 1年目:技術現場でひたすらおっさんたちの子分として働く。しかも雑用まがいの仕事ばかり
- 2年目:最初の半年は1年目と同じ、下半期から管理層に上がるがそれでも管理職の見習い程度
- 3年目:大半の人間が工場部門へ転勤。そこもまた一から現場でおっさん達の使いっ走り
- 4年目:工場の指導部門へやっと昇格。それでも重役は任せてもらえない
- 5年目:本社、支社へ異動。人事や財務などやっと幹部候補生らしい仕事ができる
ざっくりこんな感じです。3年目まではマジで高卒メンバーと似たような仕事を続けます。これは大体どこの企業でも同じ。この下積み期間にあなたは堪えられるでしょうか?
もしムリなら大企業の適性は無いと思っていいでしょう。
転勤がイヤだ
転勤がイヤな人は大企業は避けるべきです。なぜなら、大企業は全国レベル(いや海外も含めて)転勤が頻発するからです。
僕の会社はどちらかといえば転勤範囲は狭いほうですが、それでも候補地はこれだけあります。
- 奈良
- 和歌山
- 岡山
- 広島
- 米子
- 下関
- 博多
- 金沢
- 富山
- 新潟
商社やメーカーだったら海外赴任とかも余裕であります。僕の友人なんか半年前にドイツ赴任を言い渡されてめっちゃビビッていました。
大企業はいつどこで働く土地が変わるか分からないのです。
年功序列に納得できない
年功序列に納得できない人は大企業で働くとメッチャストレスです。なぜなら自分の実力を給与に反映されないからです。
大企業ではどれだけ優秀でも、最初の初任給は20万円スタート。仕事でどれだけ結果を出しても昇進規定で最初の4年は昇進なしとか普通にあるんです。
僕も就業規則で賃金テーブルを見たとき、「ああ、思った給料になるまで最低○○年かかるなあ」っと少し悲しい気持ちいになったのを覚えています(笑)
仕事ができない先輩の方が給料が上!?
年功序列が受け入れられない人って、自分より能力が低い上司のほうが給料が上なことに堪えられないんですよね。
僕の会社でも恐ろしく優秀な後輩がいて、「こいつ明日からでも管理職できるんじゃないのか?」ってくらい仕事がデキるやつでした。それでも年収は400万円程度。
一方、窓際族のポンコツ上司の年収は900万円。どれだけ頑張っても彼が上司の年収を抜くのに10年以上はかかります。それくらい大企業では年功序列が効力を発揮しているんです。
年功序列を受け入れられない人は大企業に向いていないでしょう。
無駄な社内文化を受け入れられない
無駄な社内文化を受け入れられない人は大企業勤めはおすすめしません。なぜなら、大企業では社内文化はある意味法律や憲法よりも重視されるからです。(おおげさじゃなくマジでそう。)
僕の会社だとこんな暗黙のルールがあります。
- 入社1年目は定時より1時間早く出社せよ。
- 新人は朝イチ先輩のデスクを拭かなければいけない
- ポットの湯は常に満タンにしなければいけない
- 業務日報は手書き。
- 上司に報告するときはメールの前に対面
- 出番の若手はまずコーヒーを入れる
徐々に改善されつつあるんですが、それでも「このルールいる?」って社内文化がまかり通っています。しかも、モノによっては通常業務より優先度が高い。
僕は今の部署で朝イチ製品の検査チェックをしようとしたら「そんなしょーもないことする前にコーヒー淹れんかい!」と怒られたことがあります。仕事よりコーヒーの方が大事なんか・・・。
しょうもないルールですが、僕は許容範囲なんでどうということはないです。しかし、ちょっとした無駄文化すら受け入れられない人は大企業向きではありません。
無能な上司の指示に従う
無能な上司の言うことを絶対聞きたくない人は、大企業は絶対やめましょう。うっかり入ってしまうと鬱になります。
なぜなら、どれだけ無能でもその上司の承認がなければ通らないプロジェクトや仕事がいっぱいあるからです。
僕も一回無能な上司を無視して、現場長へ報告書を提出したことがあります。現場長の反応は良かったのですが、自分をすっ飛ばされた上司はもうカンカン。
しゃなーし次の報告書は無能な上司を通したのですが、直された報告書のクオリティがマジでカス。現場長に見せたときに「前よりヒドくなっていない?」って言われたのは今でも覚えています(笑)
程度の差はあれ、仕事を進める上で無能上司は避けて通れないんですね。ここに理解があるかどうかが大企業適性の有無だと思います。
人を手玉に取れる人は無能上司を扱いやすい
散々上司の悪口を言いましたが、無能上司にもメリットがあります。それは適当に持ち上げといたら仕事がしやすいということです。
無能な上司って自分の仕事のデキの悪さに気づいていない上に、適当に持ち上げるとカンタンに可愛がってくれます。要は騙すのがカンタン。
僕の先輩も心にも無いおべっかを使い倒して自由に仕事をしています。人を手玉に取るのが得意な人だと、むしろ無能な上司のほうが仕事がやりやすいかもしれません。
大企業に向いていない人の特徴5選【性格編】
それでは次に大企業に向いていない人の特徴【性格編】です。仕事編より性格編で当てはまっていたら大企業はマジで合わないと思います。
・並外れた向上心がある
・協調性がない
・純粋に実力勝負したい
・変化を好む
・大金持ちになりたい
並外れた向上心がある
向上心旺盛な人は大企業勤めは辞めましょう。なぜなら、大企業社員は意識が低い傾向にあるからです。(ご他聞に漏れず僕もその一人)
例えば、あなたが「うおー!、俺がこの会社を変えてやるぜ!。のし上がるぜ!」ってスーパーサイヤ人級のやる気を見せても周りは「ふーん。」くらいにしか反応を見せません。
まあ僕もそうなのですが、大企業に入る人って根底は安定志向なんです。なので、程度の差はあれど仕事に対する意識は低い。
周囲との温度差が違いすぎるんで向上心のある人に大企業は環境的に不向きです。
協調性がない
協調性が低い人は大企業で長くは持ちません。なぜなら、大企業は強烈な横並び意識があるからです。
よく企業の採用ページに「個性を求める!」なんて謳い文句が掲げられていますが、あんなの大ウソですよ。
大企業はよくも悪くも軍隊です。個性バリバリで協調性のないことなんかされたら統制が取れなくなってしまいます。
もちろん中小企業やベンチャーでも協調性は必要でしょうが、大企業はその比じゃありません。それこそ同調圧力に適応できるかどうかが重要です。(先ほど紹介した「無駄な社内文化を受け入れられるか」なんて典型例)
自分の個性を出しまくって周りなどお構いなしで仕事したいって人は大企業はやめときましょう。
純粋に実力勝負したい
純粋に自分の力で仕事がしたい人は大企業勤めに向いていません。なぜなら大企業で働くと、周りは個人の能力より会社の看板で人を評価してしまうからです。
今、読者で大企業勤めの人でしたらこう言う経験ってありませんか?
- 合コンで企業名を出したら女の子の目の色が変わる
- 新規営業で会社名を出したら即契約に至った
- 結婚のときに○○社に勤めていますって言ったら、相手方の親がOKを出してくれた。
- 企業名を出すだけでクラウドソーシングで仕事が受注できた
どれも確かにプラスでは働いています。僕も大企業のメリットでここらへんの話は強調させてもらいました。
しかし、どれを取っても使っているのは会社の看板。あなたの能力とかはあまり見ていないんです。僕も一時期会社名で評価されるのにウンザリしていました。
個人の名前で実力勝負がしたいと思ったのも1回や2回ではありません。(だからこそブログに力を入れているというのもありますが)
人の武器ではなく、自分の腕で勝負がしたい実力至上主義派は大企業に勤めるべきではありません。
変化を好む
変化好きの人は大企業に入ると仕事が苦痛になります。なぜなら、大企業は変化がめちゃめちゃ遅いから。
大企業は組織自体が大きすぎるから、変化が浸透するまでに最低5年はかかります。僕の会社でもかなり画期的な業務改革が打ち出されたのですが、本社の採決やら水平展開やらで丸2年はかかりました。
明日にでも違うことをしたいような変化好みの人は大企業という環境はかなりストレスフルです。
どれだけいい変化でも保守派に潰される
変化を好む人が大企業に合わない最大の理由は、どれだけいい変化でも保守派に潰されるからです。
僕の職場でも似たようなことがありました。業務改革のために一部の担務を自動化しようとしたのですが、保守派のおっさんたちから猛反対。
しかも理由は「人のぬくもりがない」だの「ワシらの文化じゃない」だの筋の通らないものばかり。
出る杭は打たれるじゃないですが、変化を起こそうとすると保守派と対立しなければいけません。変化を好む人からしたら大企業は最も肌に合わない組織です。
大金持ちになりたい
大金を稼ぎたいなら大企業はおすすめしません。なぜなら大企業は年収に限界があるからです。
下の表を見てください。2019年度の上場企業でトップ1~20位の平均年収です。
年収ランキング 企業 年収 1位 m&aキャピタルパートナーズ 2575万円 2位 GCAサヴィアン 1951万円 3位 TBS 1595万円 4位 ヒューリック 1470万円 5位 三菱商事 1458万円 6位 日本テレビ 1439万円 7位 ファナック 1412万円 8位 伊藤忠商事 1409万円 9位 東京海上 年収 1392万円 10位 スクウェア・エニックス(スクエニ) 1386万円
もちろんメチャメチャ高いのですが、言い換えればサラリーマンの年収って2000万円くらいが限界なんです。
個人でビジネスを始めると年収は億の世界
一方、自分で事業を興すと話が変わってきます。例を出しましょう。
今キメラゴンという中学生のネットビジネス家がいるのですが、彼の最高月収は何と1000万円以上!年収換算すると1.2億です。
マジこんなアメリカンドリームは大企業勤めじゃ絶対ムリです。社長になっても厳しいでしょう。
なので、もし読者の皆さんに「目も眩むような大金持ちになりたい!」って野心のある人は大企業勤めを避けましょう。
まあ大企業に入るにしても将来的に自分でビジネスを始めることを視野に入れるべきですね。
【実例あり】大企業に向いていない人のおすすめキャリア2つ
大企業に向いていない人の特徴をつらつらと書いていきましたが、それでこの記事終わっちゃうのは悲しいですよね。
なのでこの章では大企業に向いていない人向けのおすすめキャリアを2つ紹介します。実例つきで解説するのでぜひ目を通してください。
- 中小企業、ベンチャー
- フリーランス
中小企業、ベンチャー
大企業の裏を返せば当然のことですが、中小企業やベンチャーで働きましょう。大企業に向いていない人が中小やベンチャーに入った途端に力を発揮するのはよくあります。
例を出しましょう。今副業サラリーマンで月数百万たたき出しているクニトミさんという方は、銀行からwebマーケ会社に転職して労働環境が改善したそうです。
https://twitter.com/kunitomi1222/status/1225405640010432512
ほんと会社選びだけでここまで変わるんやなと驚いたものです。大企業に向いていないなーって自覚がある人こそイケてるベンチャーに目を向けましょう。
フリーランス
大企業に向いていない人はフリーランスという生き方も検討してください。なぜなら、大企業特有のウザい縛りがないからです。
最近はライターやプログラミングなどパソコン1台でできる仕事が増えたので、フリーランスになる敷居が下がりました。(大企業勤めの僕が言うのも説得力がありませんがw)
自由な働き方をしたい人ならフリーランスはアリです。
まずは副業から始める
- 新卒でフリーランスとか食っていけるの?
- 何の実績もないのにフリーランスでやっていける自信がない。
こんな悩みを持つ人は最初に副業で小さく始めてみましょう。なぜなら、サラリーマンという安定した収入を得ながら副業で実績を積めるからです。
先日、ノマドワークで世界中を旅しながら仕事をしているちあきさんという方がこんなツイートをしていました。
社会人からノマド目指してる人は、
できればいきなり会社辞めないで、副業から始めることをおすすめします。理由は最初が一番しんどいから。
信頼関係や実績が積み上がると仕事はつながるので、
難易度は落ちていきます。会社員で固定収入があるうちに
信頼と実績を貯金すれば苦労しません。— ちあき-webライター@チェンマイゆるデュアルライフ (@qianming_hptw) February 10, 2020
僕もフリーランスになったことがないので分からないですが、やはり一番しんどいのは最初だそうです。
固定収入があるうちにフリーランスの準備をすれば独立もスムーズにいくとのこと。
もし「大企業は向いていないけど2,3年くらいなら堪えられるかなー」って人は副業サラリーマンも視野に入れましょう。そこからフリーランスを目指しましょう。
大企業に向いていない人かどうか見極めよう
いかがでしたでしょうか。自分が大企業に向いているのか、それともベンチャー向きの人間なのか分からない人もいますよね。
しかし大企業に不的確な人はそれなりに共通点があります。最後にもう一度確認しましょう。
- 大企業に向いていない人の特徴【仕事編】
-
下積み期間に堪えられない:芽を出すのは早くて4年目
-
転勤がイヤだ:全国転勤耐性がないとムリ
-
年功序列に納得できない:どれだけ優秀でも給料はすぐには上がらない
-
不要な社内文化を受け入れられない:ある意味法律よりも大切
-
無能な上司の言うことを聞きたくない:どんなアホ上司でも承認が必要なときがある
-
- 大企業に向いていない人の特徴【性格編】
-
並外れた向上心がある:周りとの温度差に堪えられない
-
協調性がない:大企業は軍隊。周りと歩調を合わせないと詰む
-
純粋に実力勝負したい:大企業勤めだと自分の名前で評価されない
-
変化を好む:大企業の保守性に堪えられない
-
大金持ちになりたい:億り人になりたいなら自分でビジネスを興すべし
-
昔ならいざ知らず、今は大企業だけの時代ではありません。正直大企業向いてなさそうだなーって感じたら、中小企業やフリーランスという働き方も視野に入れてください。
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