こんにちは、ガルシアです。
新卒で大企業に勤めて早6年経ちました。
社名は明かせませんが、世の大企業の中でも極めて安定している会社に入りました。
そしてよく言われるんですよねー
- 安定していていいよねー。
- 将来の不安なんか何もないでしょー。
- お給料も右肩上がりで羨ましい。
あー、はい、もう耳にたこができるくらい聞きました。
はっきり言います。全く安定していません。
この記事では大企業が安定しているわけではない理由をお伝えします。
このご時勢、どれだけホワイト大手に入ってもあぐらをかいていたら人生詰みます。
Contents
大企業でしか通用しないスキルで安定が瓦解
衝撃だった役員の言葉
2年目でしたかねー。研修でとある役員の特別講義があったんですが、そのときに放った言葉がマジで衝撃でした。
「みなさんもお気づきかもしれませんが、この会社で得る技術はこの会社固有のものです。社外では通用しないものばかりですので、この会社にずっと忠誠を誓う覚悟ができたかと思います。」
え?、社外じゃ全く使えねーの?。せめて同じ業界だけでも通用してくれたりしねのー?
どんなにイヤでも会社やめられねーじゃん!
思わずこんな声を上げそうなほどの衝撃でした。しかしもっとびっくりしたのは、周りの同期は何とも思っていなかったことです。
みんなこの会社で年功序列、終身雇用で勤め上げられると信じて疑っていなかったのです。
惜しげもなく家とクルマを買う同期
入社7年目に差し掛かると、結婚して家庭をもつ同期も増えてくるんです。
それ自体は凄く喜ばしいのですが、問題はその後の人生設計。
やれマイホームだクルマ購入だの惜しげもなくローンを組み始めたんです。(それも割高なものばっか)話をしていると、やっぱり頭の中にあるのは年功序列終身雇用の賃金形態なんですよね。
今給料が低くても10年後には給料はこれくらい増えているから何とかなるとか、定年退職したら3000万円くらい退職金があるし問題ないとか平気で言うんです。
どこにそんな保障があるんだよって突っ込みたくなりました。
時代錯誤のおっさんたちを見て感覚がマヒ
実は彼らが惜しげもなくローンをするのも環境的にムリがないなとは思うところがあるんです。なぜなら、今の40代以上がその生活で通用してきてしまっているからなんです。
僕の職場には40代以上の割合が70パーセントを越えているのですが、例外なくみんなマイホームマイカーを持ち、子供を育てて65歳以上になれば退職金ががっぽりもらえました。
この流れは今でも変わっていません。
こんな環境で働き続ければ「自分たちにもこんな未来が待っているんだ!」って勘違いしてしまうんです。(環境ってコワイですね)
しかし、今は時代が違います。どこよりも安定していると豪語している弊社でも陰りが出始めました。
安定した大企業であぐらをかく致命的リスク4つ
- スキルが活かせず転職し辛い
- 人事異動に堪えられず退職
- 給料が減り、人生設計が狂う。
- 分社化されて一気に不安定な身分
大企業のスキルが活かせず転職できない。
僕はこれが致命的に思えました。
僕が勤める会社では、どこの会社に行っても通用しないスキルばかりです。これは僕の勤め先に限らず大企業特有の問題なのです。
そ
れがなぜ放置されているのかと言うと、全ては終身雇用を前提に会社が成り立ってきたからです。
定年まで勤め上げてもらわねばならないのに、外で通用するすきるなんか身につけて転職されたら会社としてはたまったもんじゃありません。
だから大手では社内でしか通用しないスキルを熟成させていたのです。これでは仕事が辛くてやめたくても転職ができません。
大企業特有の人事異動で退職に追い込まれる
これは実際僕の部署であった話です。
技術畑で30年以上歩んでこられた社員さんが、会社の組織改変で全く畑違いの部署に配属されたんです。
歳も50代後半で全く新しいことを覚えるには相当の努力が必要になります。(失礼ですが仕事を覚えるのはホンマに遅かった。新入社員の方がダントツで覚えるのが早い)
堪え切れずその方は退職届けを出しました。
会社側に社員のクビを切る意図はありませんでしたが、結果として会社を去る人が出てきてしまったんです。なお、この傾向はますます強くなっています。
給料が減り、人生設計が狂う。
僕が入る5年くらいまえですかねー。経営合理化のために大規模な賃金改定が行われたんです。
45歳以上の給料が高すぎると会社側が判断して、管理職の給料を20パーセントカットしたんです。平均して年収が200万くらい下がったそうです。
これからカネのいる年になって200万も減ったらシャレにならないでしょ。せっかく買った家を手放した人もいますし、子供を私大に行かせるつもりがあえなく断念。
収入が激減し、奥さんと不仲になって離婚した人までいたそうです。
大企業だからと思って全てが保障されていると思ったらマジで痛い目に遭います。
分社化されて一気に不安定に
僕が一番恐れているのがこれ。
経営が一時的にも不安定になると会社は生き残りを図るために事業を売却することがあります。(直近でしたら東芝がいい例ですね。)
いわゆる分社化です。
僕の会社でもすでに起こっていました。
会社は今までリストラなんかしたことないのに、とある年度を境に従業員が1000人以上減ったんです。おかしいなーって思ったら、その年度にとある事業を第三セクターに経営委譲してました。
第三セクターって地方自治体が支援する企業なので基本赤字です。ずっと安定した会社で働けるって思っていたら、不安定な企業に様変わりです。
その会社はリストラこそしていないものの、待遇はかなり悪くなったそう。(あーいやだいやだ)
安定した大企業に入ってもあぐらをかくな。
僕が言いたいのは一つ。大企業に入っても安定ではない、うぬぼれるなってことです。
もちろん中小企業やベンチャーに比べれば安定度は比べ物になりませんが、決して磐石ではありません。本当に人生を安定させたかったら継続的にスキルを身につけましょう。
具体的には社外に出ても通用するスキルを習得することです。具体的には3つ。
英語を勉強しろ。
完全ポジショントークですが、英語は絶対必要です。
英語はどの業界どの分野へ転職しても必要とされます。これだけ汎用性に優れているスキルはないでしょう。
英語はだいぶ前から必要と声高に叫ばれているにも関わらず、「自分には必要ねーよなー。」ってタカを括っている人は未だに多い。
しかし、マジでその態度は通用しなくなります。
関連記事:海外行かないから英語は必要ない?。その考えは通用しないよ
社外の人と交流せよ
スキルとは少しかけ離れますが、社外の人とは積極的に交流してください。大企業の人にありがちなのですが、人間関係を会社の人で固定するのは危険です。
会社の価値観や常識で考え方が凝り固まってしまいますし、万が一会社を辞めざるを得なくなったときに外の世界の価値観を受け入れられず仕事どころか人生がうまくいかなくなります。
僕の職場で定年退職したおじさんが、再就職でトラブルを起こして職を転々としているそうです。聞けば「前の会社ではこうだった。全職場とやり方が違う」の一点張り。
40年も同じ会社に勤めていると、その組織の価値観が全てだと骨の髄まで信じ込んでしまうでしょう。確実に身を滅ぼします。
どこへ行っても通用する人材になるために、外の世界を知るのは重要です。
一番効果的なのが社外の人と交流すること。twitterやFacebookなどのSNSを使うのもありですが、僕はリアルで人と会うことをおすすめします。
関連記事:オフで人と会うべき絶対的な3つの理由。
本を読め
本を読む最大のメリットは、人生の選択肢が増えることです。
仮に今入った会社が合わなくて仕事がイヤになったら、辞めやすくなります。知識の有無で人生の舵取りは大幅に変わってきます。
僕も本を読んで「ああこの会社にいることが全てではないんだな」って思えたんです。一方、本を読む習慣がない人は世界を局所的に捉えることしかできなくるでしょう。
会社がいやでも「デカイ企業なんだししがみつかなきゃ」って固執する発想しかできません。これから会社に頼らない生き方を模索するためにも知識は必須です。
知識を得るのに一番手軽なのは読書!。月1冊からでもかまいません。本は読みましょう。
どれを読んだらいいか分からない人は、ぜひこちらの記事を参考にして下さい。どれも僕の人生に大きな影響を与えてくれた名著ばかりです。
関連記事:【厳選】人生に疑問を持った人が読むべき4冊の本。
まとめ:大企業は安定していません!
- 大企業は安定なんかしていない。時代の流れを読め
- 周囲に流されるな。将来沈没する。
- 社外で通用する人材になれ。英語はどこへ行っても必要
- 人と交流せよ。世界が広がる
- 本を読め。人生の選択肢が増える。
だいぶ前から言われていますが、大きい会社に入ったら安泰なんて時代は終わりました。
これからは自らが人生の舵取りをする時代です。全てを会社にゆだねていてはいけません。それを肝に銘じて下さい。
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