こんにちは、ガルシアです。
- 45歳で大企業がリストラ始めているんやけどなんで?
- 高収益企業なのにクビを切られている。
- 45歳以降も生き残れる方法はないの?
こんな疑問にお答えする記事を書きました。
この記事でお話しする45歳以上がリストラされる4つの理由を読めば、45歳で大企業がクビを切る理由が分かります。
なぜなら僕が大企業勤めで45歳以上の実態を知っているからです。45歳以上でも会社で生き残れる思考法も紹介しますのでぜひ読んでください。
それでは参りましょう。
Contents
【まず始めに】大企業が45歳でリストラを始めた!
名だたる大企業が早期退職を募集
2019年に入ったあたりから大企業が早期退職やリストラを開始しました。しかも45才と言う結構若い年齢対象としています。
下の表を見てください。45才で早期退職を募集した企業の一覧です。
- 富士通
- NEC
- カシオ計算機
- コカ・コーラ
- 日本ハム
- 協和発酵キリン
一度は目にしたような企業ばかりですよね。しかも業績の良し悪しに関わらずリストラが始まっているのです。
45歳でクビを切る主な理由2つ(表向き)
大企業が45歳で社員のクビ切りに踏み切った理由は2つあります。ただし、ここで話すのは表向きの話。真の理由は後半パートでじっくり解説します。
人件費削減
想像はしやすいと思いますが、大企業は人件費削減のために45歳以上をクビにしています。なぜなら45歳以上の給料があまりにも高すぎるからです。
ご存知の通り、日本の大企業は今でも年功序列の賃金形態を採用しています。そして給料のピークになるのが45歳から。
なので一番クビを切って費用対効果の高い45歳以上の社員をリストラしているのです。
AI導入による省力化
近年流行りのAI導入による省力化で、ホワイトカラーの人員がどんどん不要になってきました。最も顕著なのが銀行。
- みずほフィナンシャルグループ:2026年までに人員の3割に当たる19000人を削減
- 三菱UFJフィナンシャルグループ:中期経営計画で5000人の業務量削減を発表
これだけ省力化すれば人手は余ります。当然リストラも進むでしょう。
そこでリストラ対象になるのは、定年まで残り少ない中年社員となるわけです。
【現役大企業社員が暴露!】45歳以上をリストラする真の理由4つ!
さて、前章までは表向きの理由を紹介しました。ここからは45歳以上がクビになる真の理由4つを紹介します。
僕が7年弱大企業社員をやってきた経験から、かなり信憑性があると思います。それでは参りましょう。
結論から言うと、先日僕がツイートした内容にまとめられています。
大企業で45歳以上がリストラされる理由
/
・口だけ達者で働かない
・会社に貢献することよりも保身を優先
・変化を受け入れない
・自分たちは勉強しなくていいと信じ切っているクビになって当然です。だけど分かっていない人が多い。
— ガルシア@英語学習にのめり込むサラリーマン (@garushia_blog) January 2, 2020
順番に解説しますね。
中年社員は口だけ達者で働かない
45歳以上の社員は口だけはいっちょまえな事を言うのですが、自分からは絶対行動をしません。なぜなら実行するのはすべて若手の仕事だと思っているからです。
実は中年の社員も若い時代から怠け者だったわけではないのです。若手が入り、ラクができると味を占めて働かなくなっているのです。
正論だけまき散らすベテラン
僕の現場にも口だけは達者で働かないベテランが大勢います。かつては一端のエンジニアとして活躍していたのに、急にサボリ始めるんです。そして始めたのが正論の振りまきです。
彼らの口グセはいつもこんな感じ。
- こんなのは若手がやることだろう!
- 今の現場はなっとらん!
- ワシらの若いころはもっとしんどかった。
こうやって負担のしわ寄せが若手社員に回るわけです。おそらくベテラン勢は若い頃苦労した分今はサボっていいと本気で思っているんでしょうね。
しかし、これはお門違いもいいところ。会社は高い給料を払っているのに働かなくていい理由なんてあるはずがないのです。そこんとこカン違いしているから会社は中年社員をクビにしたがっているのです。
45歳以上は保身を優先
45歳以上になると会社に貢献することよりも保身に走る社員が急増します。なぜなら、頑張っても頑張らなくても給料が変わらないことを彼らは知っているからです。
これは大企業特有の問題なのですが、45歳を越えてから出世するのは相当に厳しいです。おまけによっぽどのことが無い限り減給もありませんから、サボる社員が増え始めるのです。
そんな彼らの口グセがこちら
- 今さらがんばったってしゃーないやろ。
- もう定年まで短いし、テキトーに仕事しといたらええねん。
こうやっておっさんたちはぶら下がり社員になります。
若手のモチベーションまで削ぐおっさんたち
中高年が単にやる気が無いだけならまだカワイイもの。本当に深刻なのが、彼らのやる気のなさが若手にまで浸透することです。
人とは環境の生き物。どれだけ有能な若手でもカスみたいなおっさんたちに囲まれてしまったら能力の10分の1も発揮できません。(実際の僕の現場にもいました。彼優秀だったのにどんどん落ちぶれていったなあ。)
45歳以上の社員は若者の可能性を潰す元凶です。会社からしたら邪魔以外の何者でもありません。
45歳以上は変化を受け入れない
45歳以上になると変化を受け入れなくなります。なぜなら自分の経験、知識にムダな(?)自信を持っているからです。
一昔前なら社会の変化もそんなになかったので、中高年の知見が役立った時期もありました。
しかし今は時代が違います。社会の変化があまりにも早すぎるため、おっさんたちの変化の受け入れなさが完全にマイナスになったのです。
既得権益を貪るおっさんたち
5年くらい前でしょうか。僕の働く技術現場でもようやくAIの導入が始まろうとしていたんです。手作業で品質管理していた工程が丸々効率化されるので、若手一同大喜びしていました。
しかし、中年社員が猛烈な反対運動を起こしました。そのとき彼らが上げた声がこちら!
- ワシらの仕事がなくなるやないか!
- 他の仕事をせえっていうんか!。絶対いややぞ!
- 生産性なんかクソ食らえじゃ!
もう僕ら若手は唖然としました。結局AI導入の話は先送り。おまけに僕の後輩は嫌気が差して一人辞めました。
自分たちの既得権益に固執するなんて会社を殺しているようなものです。そんな害悪を排除したいから大企業はおっさんたちをクビにしているのです。
45歳以上になると不勉強になる
45歳以上になると途端に勉強をしなくなります。なぜなら、覚えが悪くなるからやりたがらないのです(笑)
これが相当に厄介で、中高年社員の不勉強のしわ寄せが全て若手に回ってしまいます。
「パソコン?。わからんわ」で何も勉強しない中年
僕が働いている職場もかなり時代遅れで、かつて品質管理の大半はすべて手書きだったんです。(このご時勢にですよ?)
そこで思い切ってプログラムで省人化しようって計画が始まったんです。それ自体は実現したのですが、問題はパソコンを使ったことがないおっさんたち。彼らが放ったのはこの一言でした。
「パソコン?分からんわ。お前らやれ」
え?勉強しないのですか?
若手一同唖然。結果、業務改善の負担が全て若手に回ってしまいました。あの時の残業時間は思い出しただけでも恐ろしい。
おっさんたちは勉強意欲がゼロ
年を取ると新しいことを覚えるのがしんどいのは良く分かります。ぼくも10代のときより学習能力が格段に落ちました(笑)
おっさんたちが問題なのは勉強しようと言う姿勢すらないことです。
会社はベテラン社員の知識経験と新しい知見のシナジーを期待しているのに、彼らが勉強しなくなったら何も価値は生まれません。学ばない社員はクビにされても文句は言えないでしょう。
【大企業人必見】45歳になってもリストラされない方法4つ
- 45歳になったらクビになるしかないの?
- 45歳以降も会社にいつ続けたい
こんな悩みを持つ人へ、ご安心ください。45歳以上になってもリストラされない方法は至ってシンプルです。
下のツイートを見てください。
45歳以上でも生き残れる人材
/
・とりま挑戦する
・何が会社に有益か考えられる
・変化を受け入れる
・常に勉強する姿勢入社当時の心を持っている人は最後まで生き残れる。
— ガルシア@英語学習にのめり込むサラリーマン (@garushia_blog) January 2, 2020
順を追って解説します。
まずは挑戦
会社の指示に従うだけでなく、自ら挑戦するクセをつけてください。なぜなら変化に対応しやすくなるからです。
具体的にはこんなこと。
- 新規事業の立上げ(企業内ベンチャーと言われるやつです。)
- 業務改善(できればトレンドの技術を取り入れて)
ビジネスとして当たり前ですが、ぼんやり働いていると何もしなくなります。挑戦するクセは怠らないで下さい。
若手のチャレンジに乗っかるのもアリ
- おっさん一人でチャレンジするのはコワイ
- 逆に若手の反感を買わないか心配
こんな悩みを持つ人は後輩や部下のチャレンジに乗っかりましょう。なぜなら若手社員のモチベーションが上がるからです。
僕の職場でも若手主導のプロジェクトがあるのですが、決まって参加してくれるベテランさんがおられるのです。その社員さんの協力もあり、他の中高年社員を巻き込んで成功した企画もありました。
若手のチャレンジに協力してくれるベテランは本当に貴重です。単騎で何か新しいことをするのが億劫なら部下のチャレンジを後押ししましょう。
会社の収益を優先
おそらく一番大事なことです。自分がどういう働きをしたら会社の収益があがるか考えながら仕事をしてください。
なぜなら会社は自社を儲けさせてくれる社員を欲しているからです。(言われてみればあたりまえですが)大事なのは保身に走らないことです。
仕事が無くなるリスクを冒して業務改善した上司
僕の上司で業務改善に積極的な人がいました。その人が主導の業務改善はかなり画期的だったのですが、もし実現するとその上司のポジションがなくなってしまう懸念があったのです。
普通ならば自分の仕事が奪われるから非協力的になるでしょう。しかし上司は自分よりも職場への貢献を優先したのです。
残念ながら実現には至りませんでしたが、働きが上層部から讃えられて見事昇進したのです!。職場を第一に考えられる人は最後に報われます。
貢献心のある人は市場でも高評価
- 業務改善を優先しすぎると自分がいらなくなるんじゃないの?
- 余計なことをして反感をかったらアホみるやん。
- 会社の生産性を上げても自分には1円も返ってこない
たしかにこういう意見もあるかもしれません。しかし、仕事に対する貢献心、職場の生産性を考えられる人は市場評価も高いのです。
かつて外資企業で数十年働いていた社会派ブロガー「ちきりん」さんはこう言っています。
私はこれまでもたくさんの「デキる人」と「残念な人」を見てきました。その違いは専門性の有無でも、稼いでいる額の差でも、成し遂げたことの大きさの差でもありません。それはまさに生産性の差なんです。
言い換えれば、デキる人とは圧倒的に生産性の高い人であり、残念な人とは自分と周囲の時間を平気でムダにする、生産性の低い人のことなのです。
引用元:自分の時間を取り戻そう
いかに個人の生産性が会社と人の人生を左右するかが分かるかと思います。
(詳しくは下の本を読んでください。今まで読んできたビジネス書ではトップクラスの良書です。)
変化を受け入れる
職場や会社で何か変化を起きそうなら、それを受け入れる態度でいましょう。なぜなら、変化は必要なときに発生するからです。
特に自分より若い世代の意見には耳を傾けてください。職場がいい方向に変わるチャンスです。
若い世代は会社の異変に敏感
年下世代は自分たちとは違う時代を歩んでいます。なので、もし職場にムダな制度や慣習があったらすぐに見抜きます。
僕の職場でも明らかに時代錯誤な風習がありました。例えばこんなの。
- 若手は朝イチ全員分のコーヒーを淹れる
- 休憩室のポットは常に満杯
- 業務日報は手書き
- 入社3年目までは定時後先輩のデスクを拭く
信じられないでしょ?こんな慣習が当たり前のように存在していたんです。そんでもって残業時間は長い。
これはおかしいだろと僕の同期が声を上げてくれました。いろんな反発がありましたが、上記のようなムダな慣習はほとんどなくなり、業務に時間を割くことができました。おかげで残業時間は3割減!
若い世代の話は聞くべきという典型例でした。
常に勉強すること
45歳で必要とされるために常に勉強しましょう。なぜなら、スキルアップするからです。
企業の寿命がどんどん短くなっている現代で一つの仕事だけを続けるのはまずムリです。勉強を通じて知識を得たりスキアップしないと会社から放り出されます。
自分の専門と違う勉強をしよう
- 勉強が大切なのは分かったけど、何を勉強したらいいの?
- 自分の専門は極めたし、特にやれることがない。
こんな悩みを持つ人は自分の専門と違う分野の勉強をして下さい。なぜなら、今のスキルとの相乗効果が期待できるからです。
20歳で複数の外資企業を渡り歩いてきた堀場さんはこう言っておられます。
プチスキルとは100人に一人くらいの人が持つ「それなりのレアスキル」です。プチスキルを4つ取得し、それをかしこく「かけ算」したほうが、これからの時代に食っていくための強みになります。
引用元:一生食える強みの作り方
新しいスキル(つまりプチスキル)をうまく組み合わせれば希少価値が生まれます。そこを狙って賢くキャリアアップするのがいいでしょう。
思い切って自分の専門と違う勉強をしましょう。何を勉強したらいいかもっと知りたい方は社会人におすすめの勉強を読んでください。
45歳になってもリストラされない人材に!
いかがでしたでしょうか。45歳でリストラする企業が目立ち始めてきました。明日は我が身と心配しているサラリーマンも多いことでしょう。
しかし恐れることなかれ。なぜ45歳でクビを切られるのか理解できれば、おのずと必要とされる人材になる方法も分かります。
最後にもう一度確認しましょう。
- 大企業が45歳でクビを切る真の理由4つ
- 口だけ達者で働かない:行動するのは若手の仕事と思っている
- 会社に貢献することよりも保身を優先:既得権益ばかり主張する。
- 変化を受け入れない:会社の邪魔ばかりする
- 勉強をしない:不勉強のしわ寄せが全て若手に回る
- 45歳でも必要とされる人材になる方法4つ
- とりま挑戦する心を持つ:単体でチャレンジするのがコワイなら若手の挑戦に乗っかるのも有力
- 会社の収益を優先する:決して保身に走らないこと。最終的には報われる。
- 変化を受け入れる:特に若手の意見は貴重
- 常に勉強する:スキルのシナジー効果を狙え!
もう何度も言われ続けていますが、思考停止でサラリーマンをしていたらマジでリストラの憂き目に遭います。
自分が必要とされる人材になるために何をしなくてはいけないか自分のアタマで考えましょう。
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