こんにちは、ガルシアです。
- 大企業ってスキルがつかないって聞いたんだけど実際どうなの?
- 大企業で働いているけどスキルがつかない
- 大企業でスキルをつける方法を知りたい
こんな悩みを解決する記事を書きました。
この記事で紹介する大企業でスキルがつかない人の共通点3つを読めば、なぜ大企業でスキルがつかない人が出てくるのか分かります。
なぜなら僕も大企業に7年勤めて、大企業でつく人とつかない人の違いを見てきたらからです。
記事の前半は大企業でスキルがつかない人の共通点、後半は大企業でスキルをつけるための心構えを解説します。それでは参りましょう。
Contents
【大前提】大企業でスキルがつかないというのは誤解です
まず始めに大企業でスキルがつかないというのは間違いです。なぜなら、大企業勤めでスキルを身につけ、転職してる人がたくさんいるからです。
また大企業は環境面でもスキルを身につけるのに恵まれています。具体的に総合職と一般職でそれぞれ解説します。
総合職は幅広い業務を経験する
総合職は2,3年ごとに現場の色んな部署を経験して上位のポジションに上がっていきます。
例えばこんな感じに。
- 1年目:製品開発
- 2年目:商品設計
- 3~5年目:法人営業
- 6年目:人事
一つ一つの経験は確かに浅いかもしれませんが、スキルを身につかないということはありません。大企業なら最終的に一つの部署に落ち着き、そこでスキルを磨くこともできます。
一般職なら一つの専門スキルを磨く
一般職とは総合職とは違って昇進は遅いですが、一つの現場に長居する傾向にあります。なので専門スキルを磨きやすいんです。
僕も大企業の一般職採用ですが、今の部署でかなり業界に対する知識経験が蓄えられました。他社から転職してくる人も多く、そのほとんどが一般職経験者ばかりです。(スキルもピカイチ)
大企業でスキルがつかないというのは基本的にありえないと思ってください。
(関連記事:【7年勤めて実感!】大企業に入るなら一般職が最強です)
【例外なし】大企業でスキルがつかない人の共通点3つ
大企業はスキルが身につけられるといいましたが、ではなぜ大企業でスキルがつかない人が多いのでしょうか。
僕は大企業に7年間勤めて、スキルがつかない人の共通点を3つ見つけました。
・会社の看板に頼りきっている
・社会のトレンドを理解していない
・スキルが身につく部署にいない
順番に見ていきましょう。
会社の看板に頼りきっている
会社の看板に頼っている人は大企業でスキルがつかない人の典型です。なぜなら、会社の看板が外れると何も残らないからです。
みなさんの周り(もしくはみなさん自身)にこういう経験はありませんか?
- 社名を出すと即取引が成立する
- 会社のブランドで相場以上の単価で商品が売れる
- 社名を出すとだいたいうまくいくから勉強しない
もちろんこれらは大企業のメリットもあるんですが、問題なのは会社を辞めると何も残らなくなるんですよね。いざ会社を辞めたときに路頭に迷ってしまいます。
リストラ後に家庭崩壊
ニュースでの股聞きですが、とある家庭で旦那さんが大きな総合電機メーカーに勤めていた例がありました。
しかし、その旦那さんは不況のあおりであえなくリストラ。まあそれだけならどうにかなったのですが、問題はその後。
転職活動をしても立て続けに不採用が続きました。なぜなら社外で通用するスキルをつけていなかったからです。
もともと大企業の営業部長の肩書きで仕事を取っていたようなもので、具体的にできることがなかったんですよね。
そのせい転職活動もうまくいかず、残った内定先では畑違いの旅行業、奥さんも旦那さんの社名で周囲にマウントを取っていて「ご近所に顔向けできない」と嘆いたそうです。(まあ旦那の勤め先を自慢する奥さんもどうかと思いますが)
それが原因で離婚や家庭崩壊にまで追い込まれました。これはかなり最悪のケースですが、会社名にあぐらをかいて何も勉強してこないと、私生活までおかしくなってしまうんです。
(関連記事:大企業は絶対安定ではありません)
社会のトレンドを理解していない
大企業でスキルがつかない人は社会のトレンドを理解していません。なぜなら、世界が会社の中だけで完結しているので時代に取り残されているからです。
大企業でスキルアップしているしている人はここらへんの話をしてもマジでチンプンカンプンなんです。
- SNS(インスタグラムって何?レベル)
- 5G
- ブロックチェーン(聞いたことない人なんてザラ)
- プログラミング
- AI(あいって読んだおっさんがいましたw)
僕もまだまだ疎い方ですが、大企業でスキルがついていない人は上記の言葉すら聞いたことない人なんていっぱいいます。(もちろん勉強している人は知っていますよ)
社会で流行のテクノロジーを理解していないから会社でしか身につかないスキルばかり溜まってしまいます。
スキルが身につく部署にいない
大企業でスキルが身につかない人はそもそも身につく部署で働いていません。
大企業は組織が大規模なんで仕事がかなり分業化されています。それこそ業界の最先端を走っている部門から「この事業いる??」みたいな存在意義を疑う部署まで千差万別。
その中で社内でしか(下手すればその部署でしか)通用しないスキルを身につけている職場にいたらそりゃスキルも身につかないでしょう。
本人の能力関係無しに、大企業でスキルがつかない人は部署に問題があるケースもあるんです。
過去10年以上変化のない部署はヤバイ
過去10年以上何かしらの変化がない部署はマジでヤバイと思ってください。なぜなら時代の流れに鈍感だからです。
僕が以前いた部署もそうだったのですが、過去数十年で仕事のやり方がまったく変わっていませんでした。
もちろん業種上変えない方がいい部分もたくさんあったのですが、それでも「いやこの技術時代遅れだろ・・・」って品質検査を全く変えていなかったんです。(今はだいぶ変わったようですが)
変化に鈍感な部署は時代だけでなく会社からも見捨てられかねません。実際事業売却で赤字会社に変貌するなんてよくある話です。
今いる部署で10年以上仕事の内容が全く変わっていないならスキルは身につかないと思ってください。
大企業でスキルを身につけるためにやるべきこと5つ
それでは大企業でスキルが身につかない人の共通点が分かったところで、この章ではスキルを身につけるためにやるべきことを5つ紹介します。
明日から実践できることも含まれていますので、ぜひ挑戦してください。
・専門部署に異動
・会社の制度を使い倒す
・トレンドに敏感になる
・ポータブルスキルを習得
・副業を始める
順番に見ていきましょう。
専門部署に異動
大企業でスキルを身につけるなら専門技術をつけられる部署に異動しましょう。なぜなら、会社をクビになっても転職しやすくなるからです。
僕の会社でも大企業からの転職組がたくさんいますが、前職では専門スキル(特にエンジニアは)を評価されて入社した人ばかりでした。
もちろん最初は会社の看板に頼っている人もいるかもしれませんが、大企業のブランドと安定性を活かして専門部署でスキルを身につけましょう。
いざ会社が傾いても他の会社で食っていけます。
狙い目は業界で通用する部門
- 専門部署って言ってもどこを狙えばいいの?
- どこも専門スキルが身につきそうで、どの部署を希望すればいいのか分からない
こんな悩みを持つ人は、ぜひ業界内で通用する部署を狙いましょう。なぜなら、転職しても業界内なら即戦力になるからです。
例えばこんな感じに
- 自動車業界⇒自動車整備
- 鉄道業⇒運転士、車掌、列車整備
- 総合電機メーカー⇒インフラエンジニア部門
全く畑違いのスキルを習得しようと思ってもなかなかしんどいと思います。しかし、同じ業界で通用するスキルならもともと業界に対する知見もありますし、スキルを極めれば無敵です。
今自分が働いている業界で何が求められているか考えながら異動願いを出しましょう。
会社の制度を使い倒す
大企業でスキルを身につけるなら会社の制度はトコトン使い倒してください。なぜなら、大企業は人材育成の制度が豊富だからです。
例えばこんなの
- 社外研修
- 海外留学制度
- 社内ベンチャー
- 専門資格取得研修
- 外部講師を招いたスキルアップ講座
大企業でスキルがつかない人って会社の教育制度にめっちゃ無頓着です。大企業では普段の仕事からじゃ考えられないくらい有益な研修制度が整っていますので、興味のあるコースは絶対使いましょう。
特に社内ベンチャーはおすすめ
もし会社で社内ベンチャー制度があるならぜひトライしましょう。なぜならゼロベースでビジネスを始められるからです。
僕の同僚でも社内ベンチャー制度を使ってビジネスを始めた人がいます。残念ながら事業は1年で失敗に終わりましたが、企画運営力やビジネスの知見は他の同僚とは比べ物にならないくらい上がっていました。(まあ当の本人は失敗して落ち込んでいましたが)
加えて大企業の社内ベンチャーは失敗しても金銭的被害を被るのは会社だけです。そこがいいところ。
失敗がしやすい社内起業でビジネスを立ち上げるとビックリするくらいスキルがつきますよ。
トレンドに敏感になる
大企業でスキルを身につけるなら社会のトレンドに敏感になってください。なぜなら、何がビジネスチャンスになるのか分かるからです。
僕も副業でブログやライターをしていますが社会で今何が流行っているのか意識するようになりました。トレンドを意識すると消費者市場調査みたいなのを自然とやるようになるんですね。
これってすごいスキルアップだと思いませんか?。社会のトレンドを追うってそれ自体がスキル習得なんです。
ポケモンGOがなぜブレイクしたのか実践した人は強い
ポケモンGOめちゃくちゃ流行りましたよね。最初は子供の遊び程度だろと思ったら大人にまで大ブレイクしました。(3歩進んで2歩下がる人を街中で何人見かけたことやら)
ここでトレンドに敏感な大企業人は「ふーん」で終わらせません。興味がなくても絶対1回はやっています。なぜなら、なぜ流行るか知りたいからです。
もちろん実際やってみて流行る意味が分からない人もいたかもしれません。しかしいちど試してみてたのとやっていないのとでは得られる知見がケタ違いに変わってきます。
社会のトレンドび敏感になるために、一度でいいから流行に乗っかってみましょう。
ポータブルスキルを習得
大企業人がスキルをみにつけるならポータブルスキルに目を向けて下さい。ポータブルスキルとはどの会社でも使えるスキルのことです。例えばこんなの。
- 英語
- プログラミング
- ライティング
- ウェブマーケティング
- 財務・、会計
- 営業
- プレゼンテーションスキル
20代で外資コンサルを渡り歩いた堀場英雄さんは著書でこう語っています。
私自身、自分の軸を見つけたのはつい最近ですので、何からやっていいのかと悩まれる方もいるのではないかと思います。そんな方におすすめしたいのが、「グローバル×ポータブル」スキルの習得のために時間を使うことです。
例えば、プレゼンテーションスキルは、これからのグローバル化された社会でとても大事なスキルです。
引用元:一生食える強みの作り方
視野をグローバルレベルで広げたら何を身につけるべきかが見えてきます。特に英語はどこへ行っても使えます。どのポータブルスキルを習得したらいいか分からない人は、まず英語から始めましょう。
(関連記事:【英検1級ホルダー直伝!】社会人にピッタリのやり直し英語勉強法教えます)
副業を始める
大企業勤めの人はスキルをつけるためにぜひ副業に挑戦してください。なぜなら、スキルが急速に身につくからです。
やってみたら分かるんですが、自分がいかにスキルのない人材かがよく分かります。
僕も副業で業界と全く畑違いのブログとウェブライターをやっていますが、もう毎日絶望ですよ。自分って会社の外に出たらこんなに何もできない人材だったんだって病んだ時期もあります。
副業で挫折を学ぶ
副業でブログを1年半ほどやっているのですが、一番経験できるのが挫折なんですよね。大企業でスキルがつかない人って、会社に守られているから基本失敗経験なんかしません。
安定にあぐらをかいて数十年後にリストラなどの憂き目に遭うとそこで、マジで取り返しのつかない失敗を経験します。
副業で挫折を学んでおけばそれがどの業界でも役に立ちますし、仮に自分で起業をするにしても成功確率が上がります。(実際30代以上の起業の成功確率が高いのは20代で失敗経験があるから)
大企業でスキルをつけるために、副業に挑戦しましょう。どんな副業をしたらいいか分からない人は副業サラリーマンクニトミさんのサラリーマンにおすすめの副業を読んで下さい。
大企業でスキルを身につけて市場価値を上げよ
いかがでしたでしょうか。大企業に入ると使えない人材になるとか巷ではウワサされていますが、そんなことはありません。
大企業でも大半の人は使えるスキルを習得しています。一方で大企業でスキルがつかない人には共通点があるんです。最後にもう一度確認しましょう。
- 大企業でスキルがつかない人の共通点3つ
-
会社の看板に頼りきっている:会社を去ると何も残らない
-
社会のトレンドを理解していない:会社でしか通用しないスキルが残る
-
スキルが身につく部署にいない:10年以上変化のない部署は時代に取り残されている
-
- 大企業でスキルを身につけるためにやるべきこと5つ
-
専門部署に異動:業界の先端を行く部署が狙い目
-
会社の制度を使い倒す:社内ベンチャーは特におすすめ
-
トレンドに敏感になる:何が売れるのか分かる人になる
-
ポータブルスキルを習得:グローバルレベルで使えるスキルを習得すると転職に困らない
-
副業を始める:ビジネスを始めて挫折体験を味わおう。スキルが強烈に伸びる
-
大企業でスキルを身につけたい人はぜひ参考にして下さい。
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