こんにちは、ガルシアです。
僕の周りで、英語を勉強しているのですが伸びませんって相談を受けました。
聞いたら、多くの人が実に間違った勉強をしていることに気付いたんです。
Contents
こんな人に読んで欲しい
- 3ヶ月勉強しても、リスニングが聞き取れない。
- 多読をしているが、読む速度が上がらない
- TOEICのスコアが600を越えない。
間違った勉強法その1:英語のシャワーを浴びている
後輩君の間違った勉強方法に愕然
僕が大学生4年生のときですかね。
後輩が3ヶ月たってもTOEICのスコアが500を越えないって言って相談しにきたんですよ。
どんな勉強をしているのかといったら、ひたすらにTOEICの音声を聞き流しているだけだったんですよ。
そりゃあ伸びねえわって思いました。他にも間違ったやり方で勉強をしていましたね。
- CNNなど海外ニュースを垂れ流し
- スクリプトに目を通さない
他の記事でも書きましたが、何を言っているのか分からない言語を、どれだけ聞き流しても聴き取れるようにはなりません。
言語は以下のステップを踏んで初めて、聴き取れるようになるんです。
- 文章と音が一致すること
- 自分でその言語を発音できること
勉強法を改善させ、リスニングスコアは400越え!
後輩君にはかつて、自分がやっていたリスニングの勉強法を教えました。
ちょうど大学の英語講師にこのやり方を教えてもらって、僕のリスニング力も伸びたので再現性があるなと思ったんです。
ワイがした後輩のアドバイス。
・教材は一冊に絞れ
・音声はスクリプト見ながら聴け。
・シャドーイングしろ。
・完全に聴き取れるまでは絶対他の教材に手をつけるな。僕はこの手法でTOEICのリスニングを420まで上げた。
— ガルシア@英語特化ブロガー (@garushia_blog) December 18, 2018
無事、後輩君もこのやり方でTOEICのリスニングスコア400突破を実現しました。
リスニングで大事なのは、精聴とシャドーイングです。
これなくしてリスニングの向上はありえないです。
具体的なリスニングの勉強法は以下の記事に載せています。(教材はセンターですが、本質は一緒です。)
関連記事:【受験生必見】センターリスニング満点取得法公開
間違った勉強法その2:英文を「黙読」している
僕が一番痛感したのは、英文を読むのが遅い人って、黙読しかしないんですよね。
僕が高校生のとき、英語が伸びなかった原因が黙読にあったと思っています。
なぜ黙読がマズイかと言うと、理由が2つ
- 日本語訳を頭に浮かべてしまう。
- 文章を後戻りするクセが残る
これではいつまでたっても英語を読む速度は上がりません。
読む速度を早くするには英語を英語のまま理解する必要があります。
これを解消する方法はもう音読しかありません。
関連記事:リーディング力を倍速にする4つのステップ
僕はこのやり方で、TOEICのリーディングスコアを400まで伸ばしました。
間違った勉強法その3:教材のレベルが高すぎる
これも多いですね。
モチベーションが高い人にありがちなんですけど、教材のチョイスが良くないです。
これも大学の後輩君で実際にあった話です。
彼はイギリスに短期留学するからと言うことで、意気込んで勉強を始めたんです。
何をしているのかと言ったら、ハリー=ポッターを英語字幕で見ているとのこと。
いやいや、まてまて。
それはさすがにハードル高すぎるだろうと思いました。(因みに彼の実力は当時英検3級くらい)
自分の力より遥かにレベルの高いもので勉強しようとしても自滅行為です。
水泳初心者がドーバー海峡渡ろうとしているようなもんですよ。
勉強には何事においても、ステップと言うものがあります。
そこは気をつけてください。特に英語初学者は中学英語を大切にすること!
ここを疎かにすると、英語は絶対伸びません。肝に銘じてください。
関連記事:【英語初心者へ】まずは英検3級を取ろう。
間違った勉強法その4:インプットしかしていない
これは日本の英語教育の一番悪いところだと思います。
上達しない人は、ほとんどインプット中心の勉強しかしていないんですよね。
受験英語に毒された日本人
皆さんも高校受験や大学受験で否応なく英語を勉強された方は多いとでしょう。
具体的な内容はこんな感じではありませんか?
- 難しい文法書をひたすら読む
- 入試の過去問を解く
- 朝晩必死に単語を覚えまくる。
どうでしょう。ひたすら机に向かって知識を詰め込むだけの英語学習に終っていたのではないでしょうか。
英語はただ黙って机に向かっていれば上達するわけではありません。
英語は口を動かしてひたすらアウトプットするべきなのです。
五感をフル活用せよ。
言語は学問ではなく技能です。受験英語みたいに知識だけ詰め込めば良いと言うものでもありません。
英語は五感を使って体で覚えるべきです。
具体的にはこんなトレーニングが。
- 文章を音読する
- 簡単な英会話集を一つ選び、なりきりスピーチをする。
- オンライン英会話で実際に英語を話してみる。
日本人は英語知識に関してはピカイチです。(アメリカの語学学校では、ペーパーテストで上位をとるのは大概日本人だそうです。)
あとはそれをひたすら、発信するだけ。
受験勉強でしか英語を身につけてこなかった人たちには、抵抗があるかもしれません。
しかし、アウトプットなくして英語の上達はありえません。
それはしかと心に刻んでください。
(関連記事:英文法は勉強するな、体得せよ。完璧に習得する方法も教えます。)
すぐに結果を求めないこと。
間違った勉強法さえやめたら、効果は必ず上がります。
しかし、すぐに結果が出ることはありません。
どれだけ効果的な学習法でも、目に見える成果が出るまでに最低3ヶ月はかかります。
ぼくもTOEICのリスニングを200⇒420にするのに4ヶ月近くかかりました。
まさに語学は1日にして成らず。
継続することを心がけましょう。
コメントを残す