英語のディクテーション効果をガチ検証!やり方も解説

こんにちは、ガルシアです。

  • 英語のディクテーションって効果あるの?
  • ディクテーションのやり方を教えてほしい
  • ディクテーションをやる上で気をつけるべきことって何?

こんな悩みを解決する記事を書きました。

 

この記事で紹介する英語ディクテーションのメリットを読めば、ディクテーションが英語学習に効果的なことが分かります。なぜなら、僕もディクテーションをガチでやり倒して効果を実感したからです。

 

記事の前半は具体的なディクテーションのやり方、後半はディクテーションの注意点についてお話します。それでは参りましょう!

【英語ディクテーションのやり方を知る前に】ディクテーションとは?

ディクテーションとは書き取りの意味で、流れてくる音声をその場から書き取る練習法のことを指します。

 

ディクテーションはシャドーイングと並んで効果が認められている学習法で、同時通訳者の方も積極的に取り入れているそうです。(詳しくは以下の本に書いています。興味のある方はぜひ)

【実践して判明!】英語ディクテーションの効果2つ

それでは英語のディクテーション効果について2つ解説します。参考までにこちらの教材を使いました。

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  • 自分の間違いが浮き彫りになる。
  • ライティング力が格段に上がる。

ディクテーションで自分の間違いが一目瞭然

シャドーイングやリテンションって音声だから勉強の形跡が残らないじゃないですか。(録音とかしてたら話は別ですが)ディクテーションは文として残るので、自分の間違えたところが一発で分かります。

 

普段なら何となく誤魔化しているところを復習できるので、振り返りに最適です。また、リスニングのどの音が聞き取れていないかも丸分かりなので、リスニング力を上げるのにも効果アリ。

ディクテーションでライティング力が格段に上がる。

僕はこれが最大のメリットだと思いました。ディクテーションを続けると、ライティング力がめっちゃ上がります。

理由は2つ。

  • 正しい英文が書けるまで繰り返すから
  • 速く英文を書くクセがつく。

正しく英文がかけるまで繰り返すから

ディクテーションは聞き取れるまで英文を書き取る練習ですから、嫌でも英文がうまくかけます。

何度も反復練習すれば、体が自然と正しい英文の型を覚えてくれます。これは本当に実感しました。

速く英文が書ける。

音声を追いかけて英文を書き取るので、忘れないうちに書き取ろうって意識が働きます。なので、英文を書く速度が自然と上がるんです。

 

速く書くのもライティングにおいてとても重要なんですよ!。特に、語学試験なんかは時間が限られていますからね僕も最初は書く手が全然追いつかなかったのですが、4,5回繰り返したら何とかついていけるようになりました。

効果的なディクテーションのやり方3ステップ

それではディクテーションの効果が分かったところで、具体的なやり方3ステップを解説します。

効果的なディクテーションのやり方3ステップ

ステップ1:音声だけ聴く

ステップ2:一文ごとに書き取り

ステップ3:聞き取れなかったところを上書き

ステップ4:文章丸ごと書き取り

ステップ5:1に戻る

順番に解説します。

ステップ1:音声だけ聴く

まずは音声を先に聴いて下さい。なぜなら内容がある程度頭に入っていないと書き取れないからです。

 

音声を聴くときにはシャドーイングも併用して理解を深めるといいでしょう。具体的なシャドーイングのやり方を知りたい人は下の動画を参考にして下さい。

ステップ2:一文毎にディクテーション

音声を聴いたら、次は一文ごとに書き取りをして下さい。なぜなら、いきなり全文書き取ろうとしてもできないからです(笑)

 

僕も最初に全部書き取ろうとして悲惨な状態になりました。上の写真は一文ごとにやった文章ですが、それでも間違いだらけです。

 

ディクテーションは完璧にできることが目的ではありません。自分がどの音声を聴き取れないか知ることが目的なので、そこは焦らず一文ずつやりましょう。

ステップ3:聴き取れなかった箇所を上書き

ステップ2で聴き取れなかった箇所をもう1回聴いて上書きしましょう。なぜなら自分の聴き取れなかったところがカンペキに理解できるからです。

 

ステップ2の写真を見ていただいたら分かりますが、斜線で書き直しているところが上書きです。自分がどう聞き間違えたか一目瞭然なので上書きはぜひやって下さい。

 

ステップ3は完璧な英文が完成するまで繰り返しましょう。

ステップ4:全文ディクテーション

一文ずつのディクテーションができたら、次はいよいよ全文書き取りです。やってみたら分かりますが全文書き取りは一文ごとのディクテーションの比じゃないレベルでムズいです。

 

これも何度も聴いて上書きしながらカンペキな文章に仕上げましょう。

音声速度は0.8倍速くらいに抑える

全文ディクテーションをするときは音声を0.8倍速ぐらいにまで下げてください。なぜなら通常速度では手が追いつかないからです。

 

どれだけアタマで聴き取れるようになろうとも書く速度には限界があります。特に、ナチュラルスピードの教材を使うときは速度を下げましょう。

ステップ5:もう一度音声を聴く

ディクテーションが一通り終わりましたら、音声を聴きましょう。この段階で音声の内容が理解できたらディクテーションは成功です。

 

僕も初めてディクテーションをしたときは、ステップ!~5までを3回繰り返した段階でカンペキにリスニングできるようになりました。

和文英訳もやってみる

使った教材に日本語文を見たら英訳しましょう。なぜならライティング力が上がったかどうか確認できるからです。

 

やってみたら分かりますが、面白いくらいスラスラ英文が書けます。実際書いた英文は正解と見比べ、間違った箇所を修正しましょう。

【やり方が分かったら?】英語ディクテーションをする上での注意点

ディクテーションをする上で注意点が分かったので2つご紹介します。

  • 勉強は1日20~30分にとどめる
  • 教材は何回も使ったことのあるものを使う

ディクテーションは1日30分以内に抑える

調子こいて1時間無理やり練習したのですが、腕がしんどくてしゃーなかったです。長時間音声を追いかけて英文を書くのは腕にすごい負担がかかります。

 

ディクテーションは1日20~30分くらいに抑えましょう。

ディクテーションは使ったことのある教材を使用

教材のレベルにもよりますが、初見の参考書でディクテーションをするのは厳しいと思いました。初めのうちは、何回か使ったことのある(もしくは今使っている)教材で練習しましょう。

 

僕はちょうど英検の面接練習をしているので、その問題集を使いました。

*どの教材で練習したらいいか分からない人は最後のおすすめ教材を読んで下さい。

英語ディクテーションのデメリット

効果を実感したディクテーションですが、良いことばかりではありません。デメリットが2つありました。

  • 再生作業が面倒
  • まとまった時間と整った環境がいる。

再生作業が面倒

一文聴いては音を止めて書くのを繰り返すので、めっちゃ面倒です。勉強時間の3割くらいは音出し作業に割かざるをえません。正直非効率。

まとまった時間と整った環境がいる

ディクテーションはノートと音源が必要なので、自宅などそれなりの環境じゃないとできません。

電車の中などスキマ時間でやるには不向きでしょう。

英語ディクテーションにおすすめの教材3冊

それでは最後に英語ディクテーションでおすすめの教材を3冊しょうかいします。どれもディクテーションにぴったりの参考書なのでぜひ使ってください。

英語ディクテーションにおすすめの教材3冊

・瞬間英作文

・DUO3.0

・英検1級面接大特訓

順番に紹介します。

初級者向け:瞬間英作文トレーニング

初めてディクテーションをするなら瞬間英作文トレーニングから始めましょう。なぜなら題材が中学生レベルだからです。

 

文章自体も一文ずつと短いので、ディクテーションの成果もスグに現れます。普段ライティングなどのアウトプットをしない人にもおすすめです。

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中級者向け:DUO3.0

中学レベルの英語に自信がある人はDUO3.0でディクテーションをしましょう。なぜなら、高校レベルの英文が日英交互に収録されているからです。

 

DUOも一文ごとにまとめられているので復習にも最適。僕の知り合いの同時通訳者もひたすらDUOのシャドーイングとディクテーションで通訳力を鍛えたそうです。

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上級者向け:英検1級面接大特訓

TOEIC800以上もしくは英検準1級など英語上級者がディクテーションするなら英検1級面接大特訓をおすすめします。なぜならスピーチ長さ、英文の内容などどれを取ってもレベルが高いからです。

 

かくいう僕も、ディクテーション練習は英検1級面接大特訓を使っていました。より高度な英語を話せるようになりたい(もしくは書けるようになるいたい)という人は、英検1級面接大特訓でディクテーションしましょう。

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まとめ:英語ディクテーションはやろう!

  • ディクテーションはライティング力とリスニング力向上に効果大
  • 勉強は1日30分以内にしよう。
  • 教材は自分が使ったことのあるものを使うこと。
  • スキマ時間ではやりにくいので、自宅でまとまった時間を取ろう。

最初はしんどいですが、やり続ければ絶対身になります。

みなさんディクテーションをやりましょう!

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