こんにちは、ガルシアです。
- 初めての留学なんだけど、やらなければいけないことが分からない
- 渡航前に勉強するべきことを知りたい
こんな悩みを解決する記事を書きました。この記事で紹介する留学初心者が渡航前にやるべき勉強3つを読めば、留学前に勉強すべきことが分かります。
なぜなら、僕も留学前の勉強に力を入れてフィリピン留学を成功させたからです。渡航前後でTOEICのスコアが200以上伸びました。
それでは参りましょう。
Contents
【まず始めに】留学前の勉強が重要な理由は1つだけ
留学前の勉強は留学中の勉強以上に大切です。なぜなら、留学中の成長速度が段違いで変わるからです。
下のグラフを見てください。渡航前の語学力と留学終了後の成長レベルを表したものです。
やや抽象的ですが、経験則で留学前の勉強が留学中の成功をカギを握っていると言っていいでしょう。実を言うと、僕は初めてのアメリカ留学で、渡航前の勉強を疎かにして失敗しました。
留学先で文法を勉強すると言う愚行
留学はホームステイ形式だったのですが、ホストファミリーが何を言っているのか全然分かりませんでした。僕に合わせてか、たまにはゆっくり話してくれるのですが、基本はナチュラルスピード。
僕はただ頷いて分かった(ふり)をするだけで内容をほとんど理解できなかったんです。一番厄介だったのが、質問をされたとき。
向こうは外国人が家に滞在しに来たのですから、それはもう質問攻めですよ。(日本人みたいに遠慮なんて概念は存在しません)基礎ができていないのに、受け答えなんか全うにできるはずがありません。
これではまずいと思って、自前の英文法書で勉強して想定質問集を作ったほどです。こんなの留学前にできることなんですよ。
付け焼刃もいいところだったんで、ホストファミリーとのコミュにケーションは結構浅かったです。結果、留学中の英語力の向上も思うようにいきませんでした。
渡航前にもっと勉強しとけば良かったと後悔の一言でした。
留学前にするべき勉強は3つ
さて留学前の勉強の重要性がわかったところで、具体的な勉強内容を3つ紹介します。
- 英語学習
- 日本の歴史
- 渡航先の文化
一つずつ見ていきましょう。
【留学前にやるべき勉強①】英語学習
当たり前ですが渡航前はギリギリまで英語学習に力を入れましょう。なぜなら、留学中の語学力の伸びがケタ違いに変わるからです。
アメリカ留学で一緒だったメンバーを見ても、あらかじめ語学力のある人は留学中も目に見えて成長していました。
スタートダッシュの英語力は留学のクオリティを左右します。
留学に必要な英語学習3ステップ
- 渡航前の英語学習が大事なのは分かったけど、何から始めたらいいの?
- なるべく効果的に語学力を伸ばしたい。
こんな悩みを持つ人は下の3ステップを踏んでください。
- 中学英語の復習
- リスニングの強化
- スピーキング練習
ステップ1:中学英語の復習
全くの英語初心者なら、必ず中学英語を復習してください。なぜなら英語の基礎が詰まっているからです。逆に言うと、中学英語が危ういと、留学中の語学力向上はありえません。
下におすすめの参考書を紹介します。これを1冊マスターすれば中学英語は問題ありません。
ステップ2:リスニングの強化
中学英語が完璧な人はリスニング力をつけましょう。なぜなら、相手の言っていることを理解するためです。
留学中は現地の人とコミュニケーションするのが主になります。相手の言っていることが理解できなければ、話すこともできません。リスニングはスピーキングよりも大切です。
リスニングの勉強方法が分からない人はTOEIC公式問題集を活用したリスニング勉強法を読んでください。英会話力向上についても詳しく解説しています。
ステップ3:スピーキング力
リスニング力をある程度つけましたら、最後にスピーキング練習をしましょう。具体的には以下の2つが効果的です。
- 独り言英会話
- オンライン英会話
独り言英会話
独り言英会話とは文字通り、自分で一人二役の会話練習をする勉強法です。独り言英会話はぜひやってください。なぜなら、英語で物事を考えるクセがつくからです
僕は英会話教室には通っていませんでしたが、独り言英会話のおかげで英検1級に合格できました。ぜひ取り入れてください。
具体的なやり方は独り言英会話練習法を読んでください。
オンライン英会話
もし実際の英会話練習をしたいなら、オンライン英会話を始めることをおすすめします。なぜなら従来の英会話スクールに比べて安いからです。
オンライン英会話最大手のレアジョブはマンツーマンのレッスンが1回129円から受けられます。これだけ格安に英会話ができるのはオンライン英会話だけです。
実際に話す練習をしたい人は、ぜひオンライン英会話も始めましょう。レアジョブなら無料体験も実施中です。
【留学前にやるべき勉強②】日本の歴史
これは、正直盲点でした。日本の歴史は勉強してください(特に近代史)。なぜなら自国の歴史を知らないと恥をかくからです。
現地の人って、留学生のお国柄についてかなり興味津々なんです。
具体的にはこんなの。
- 日本の流行のもの
- 日本で起こったデカイ事件
- 近代史
ここらへんは最低限勉強しましょう。何から勉強したら良いか分からない人は下の本を読んでください。日本近代史の要点が一気に復習できます。
時事問題は必須知識
時事問題は必ず勉強しましょう。なぜなら、時事問題はどの世代の人にも食いつきが良いからです。
僕が留学した年は東日本大震災が発生したんで、海外からの注目度も高かったです。
震災関係に対して、日本はどうなっているのとか、放射能は危なくないのとかいった質問を留学先でもよくされたのですが、全然答えられませんでした。
もともと関西在住と言うこともあって、僕もテレビ越しに見る程度の情報しか持ち合わせていなかったんです。いま考えたら本当に恥かしい思いをしました。
最近話題のニュースは必ずチェックしましょう。
【留学前にやるべき勉強③】自分の専攻
大学生でしたら、自分の専攻の復習をしましょう。なぜなら、現地の人はあなたがどんな勉強をしているかに興味があるからです。
海外(特に欧米)は日本以上に学歴社会です。あなたがどれだけ勉強を頑張り、社会に貢献しうるだけのスキルを身につけたかに現地の人は関心を持ちます。
厳しく言えば、日本みたいに「全然勉強していませんねー」なんていうのは恥を晒しているようなもの。英語に加えて専攻の勉強も必ずやって下さい。
大学の勉強をサボっていた人がやるべきこと
- 専攻の勉強が大事なのは分かったけど、何から復習したらいいか分からない。
- 現地の人とアカデミックな話をするコツを知りたい。
こんな悩みを持つ人は、以下の2つのことを勉強してください。これだけでだいぶ変わります。
- 専攻の入門書1冊買う
- ヤフーニュースを見る
専攻の入門書を買う
大学の勉強を疎かにした人は、専攻の入門書を1冊買いましょう。できればなるべく薄いもの。なぜなら、知識を体系的に復習できるからです。
例えば専攻が情報工学なら、プログラミングやハードウェアの入門書とかがおすすめです。
基礎知識が身についていれば、少なくとも現地の人が何について話しているかくらいは分かります。渡航までに入門書を1冊読みましょう。
ヤフーニュースをチェック
1日1回はヤフーニュースをチェックしてください。なぜなら、最新のトレンドをつかめるからです。
学術やビジネス、技術に関するトレンドは国内外でもほぼ変わりません。また、理工系であれば最新の技術トレンドを知っていると一目置かれます。
ヤフーニュースは毎日読みましょう。
補足:ホストファミリーのバックグラウンドを把握すべし
ここから少し留学前の勉強とは話が離れます。ホストファミリーのバックグラウンドを熟知してください。ある意味英語力より重要です。なぜなら、一番盛り上がれる話題が見つかるからです。
ホストファミリーも人ですから、自分のことも聞いてほしいんですよ。相手に気持ちよく喋ってもらったり、こちらから質問するならホストファミリーがどんな人か知っておくことが大切です。
僕はここを疎かにして、最初の1週間ホストファミリーとの会話に苦労しました。
仕事の話は鉄板ネタ
ホストファザーがプログラマだったと聞いて、仕事の話を振ってみたんです。
そしたら、思った以上に食いつきが良くてびっくりしました。
エラーが出まくって仕事が終らないだとか、営業は苦手だからずっとパソコンの前に座っていたいなどと言ったことをいっぱい話してくれていました。(たぶんそんな内容だったと思います。)
一方で僕も専攻が情報工学だったので、今やっている授業の内容を話したらコミュニケーションをそれなりにとることもできました。しかし、準備不足は否めなかったものです。
相手が興味が持ちそうな話題を準備していれば、英語力不足もカバーできます。僕はその準備に留学の最初の1週間を浪費しました。
今思い返しても、手痛い経験でしたね。
【よくある質問】留学中にやっておくべきことは?
よく大学の後輩たちから質問を受けるんです。留学中にやっといた方が良いことってありますかって。
留学中に何をすべきかについては、あまり気にしなくてもいいです。なぜなら、留学中の後悔って渡航前の準備不足に起因するものがほとんどだからです。
例えばこんな感じ。
- もっとコミュニケーションを取りたかった⇒英語力不足が原因。渡航ギリギリまで勉強すれば、それなりに解消される。
- 現地の人と共通の話題に苦労した⇒留学先の資料で事前に調べられる。
- 日本のことを聞かれて言葉に詰まった。⇒日本史と国内トレンドの勉強不足。
準備ができていれば、それほど留学中にやるべきことを意識しなくても良いでしょう。
ちなみに僕は、自分の失敗を活かして2回目のフィリピン留学ではだいぶ英語力を上げました。まさに、備えあれば憂い無しです。
渡航前の勉強が留学のクオリティを左右する
勉強って留学してからいいだろって思っている人が多いかもしれません。実際僕もそうでした。
しかし、留学中にスキルアップできるかどうかは、渡航前の勉強でほぼ決まります。最後にもう一度確認しましょう。
- 渡航前にやるべき3つの勉強
- 英語学習:事前の英語力で、現地の成長速度が決まる。
- 日本史:自国のことを知らないと恥をかく。特に近代史は必須。
- 専攻:現地の授業は自分の専攻に絡めて行われる。専攻の入門書を読んだり、トレンドを把握すること。
- 勉強以外の準備
- ホストファミリーのバックグラウンドを知るべし:ホストファミリーの家族構成や趣味、仕事などを予め知っていると会話が弾みやすい。
留学初心者こそ、「これでもか!」というくらい用意周到に勉強しましょう。必ず勉強しといてよかったと思えるはずです。
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